新たな3Dプリンティングの幕開け:『PEN Natural』
日本3Dプリンター株式会社がこのたび、FLXR Engineering社製の高性能フィラメント『PEN Natural』の販売を開始しました。これまで製造業、とりわけ医療や食品、化学といった規制の厳しい分野において、3Dプリンターの本格導入には「証明の難しさ」という課題がありましたが、『PEN Natural』がその問題を解決します。
材料と造形物の認証のギャップを埋める
『PEN Natural』は、原材料(ペレット等)が証明を取得していても、3Dプリントされた最終製品が同じ安全基準をクリアするかどうかは不明なため、ユーザーは不安を抱えていました。しかし、本製品は実際に3Dプリントされた試験片(造形物)として、USP(米国薬局方)やISOなどの厳格な認証を受けています。これにより、ユーザーは安心してこのフィラメントを最終製品や治具に導入できるようになります。
『PEN Natural』の主な特長
1.
厳格な国際規格への適合
『PEN Natural』は、さまざまな国際規格に適合していることが確認されています。具体的には、USP <88> Class VI(生体反応性試験)、USP <87>(細胞毒性試験)、ISO 10993-4(血液相互作用)、FDA 21 CFR 177.1637(食品接触)などがあります。
2.
優れた純度と安全性
最先端のバイオテクノロジー製法により、添加剤や酸化防止剤を使用せず、抽出性は極めて低い0.4 mg/m²を実現しています。このため、最大24時間の皮膚・生体組織接触や、間接的な血液接触に対しても高い生体適合性を保持しています。
3.
高い耐薬品性と耐熱性
このフィラメントは酸、塩基、有機溶媒、アルコールに対して非常に高い耐性を持ち、オートクレーブやエチレンオキシド(EtO)、ガンマ線、電子線などの滅菌処理後も寸法安定性を維持します。これにより、繰り返しの洗浄や滅菌が求められる環境でも安心して使用できます。
4.
優れた透明性と視認性
半透明な素材であるため、マイクロ流体デバイスや化学薬液タンクで液体の流れや液面レベルを確認できる優れた視認性を持っています。
想定されるアプリケーション
このフィラメントにはさまざまな機能があり、バイオ・医療分野ではマイクロ流体チップやサージカルガイド、骨セメントモールドなどとして利用されます。食品産業では食品加工装置の部品や生産ラインの治具、ロボットハンドなどに活用されるでしょう。また、化学工業においても、耐薬品性が求められる実験器具や使い捨てノズルなど幅広い用途があります。
製品の概要
- - 製品名: FLXR Engineering PEN Natural
- - 型番: KN-R16-1K
- - 容量: 1kg
- - カラー: Natural(半透明)
- - 対応機種: Raise3D E2、Pro2シリーズ、Pro3シリーズ、Pro3 HSシリーズ、E3
この新しい3Dプリンター用フィラメント『PEN Natural』は、ユーザーにとっての新たな可能性を開く存在となります。高性能フィラメントがもたらす未来に、ぜひ期待してください。
日本3Dプリンター株式会社について
本社は東京都中央区に位置し、3Dプリンティングの未来を切り開く企業として、様々なソリューションを提供しています。設立は2013年で、代表取締役は北川士博氏です。興味のある方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。