高校生が未来を創る
2025年12月25日、岐阜県の岐阜高等学校と大阪府の鳳高等学校の生徒たちは、内閣総理大臣高市早苗氏に表敬訪問しました。本訪問は、第三回全国高校生政策甲子園において最優秀チームに選ばれたことを受けての特別な機会です。彼らは、若い世代の意見や提案を直接政府に届けることができる貴重な場を得ました。
全国高校生政策甲子園とは
全国高校生政策甲子園は、公益社団法人日本青年会議所(日本JC)が主催する政策コンテストです。このイベントの目的は、高校生たちが社会問題について考え、実際に政策を立案し、政府に提案できる機会を通じて、若者の政治への関心を高めることです。2023年に始まったこの大会は、全国からの参加があり、社会での議論を促進します。
参加と成果
今年の政策甲子園には、全国33都道府県から352チームが参加し、書類審査や地区予選を経て、最終的に岐阜県立岐阜高等学校の「岐阜高校アグリ班」と、大阪府立鳳高等学校の「Re.Truther」が最優秀チームに選ばれました。この2チームは、政策提案を通じてそれぞれの方法で未来を考えました。
表敬訪問の概要
訪問は、首相官邸の南会議室で行われ、岐阜高の生徒4名と鳳高の生徒3名が参加しました。岐阜高からは鈴木一功、児島颯悟、熊木康太、小椋康平の4名が、そして鳳高からは小川瑛士、塩崎泰誠、上出淳の3名が出席しました。
各チームの政策提案
1.
岐阜県立岐阜高等学校(設定テーマ部門) では、「農業機械のご近所シェアリングプラットフォームによる、農業の省力化と担い手確保に向けた新たな支援」というテーマで、農業のデジタルトランスフォーメーションを進め、新規就農者を支援する施策を提案。
2.
大阪府立鳳高等学校(自由テーマ部門) は「正しい情報こそ、最強のライフライン!! 〜情報災害から命を守るために〜」をテーマに、認証防災アプリを開発し、災害時に正しい情報を提供することを目指しました。
高市総理のコメント
訪問の際、高市総理は「現実的な政策提案に心強く思う。これからも活躍してほしい」と述べ、若者たちの意見を称賛しました。この言葉は、未来を担う世代に向けての期待を表しています。
終わりに
第三回全国高校生政策甲子園は、若い世代が社会課題に目を向け、その解決策を提案する貴重な場です。今回の訪問を通じて、参加者たちはすでに社会に影響を与える存在であることを再確認しました。今後も、高校生たちの挑戦が続くことを期待します。興味を持たれた方は、日本JCの公式サイトで子どもたちの政策提案をぜひご覧ください。