シンガポール物流
2025-07-18 11:46:24

安田不動産、シンガポールの大型物流施設開発に参加へ

安田不動産、シンガポールでの物流施設開発事業に参画



安田不動産株式会社(本社:東京都千代田区)は、アジア・パシフィック地域において重要な役割を果たす物流施設の開発を手掛けるESRグループ(本社:香港)が進めているシンガポールの大型物流施設開発事業に参加することを発表しました。本事業は、同社にとって5件目の海外進出となるだけでなく、初めての物流施設に特化した海外事業への参画となります。

シンガポールの物流拠点としての重要性



シンガポールの港は、中国・上海に次いで世界第2位のコンテナ取扱量を誇り、その効率性の高さから東南アジアの物流ハブとして機能しています。現在シンガポール政府は、港の開発プロジェクト「トゥアス・メガポート」を進めており、2040年までにコンテナ取扱量を現在の約2倍に増やす計画を立てています。この発展に伴い、同国の物流施設に対する需要の増加が期待されています。

本事業の概要



本事業は、シンガポールの西部に位置するトゥアス港と国内最大の港であるパシルパンジョン港、さらにはマレーシアへのアクセスが良好なロケーションに、大規模で先進的な物流施設を開発するものです。この施設は敷地面積71,630㎡に、延床面積が143,260㎡に達する最新の倉庫棟と自動コンテナデポ棟を含む計画です。竣工は2027年を予定しており、この物流施設がシンガポールの物流拠点としての地位をさらに強化することが期待されています。

具体的には、6階建ての倉庫棟は延床面積98,698㎡、2階建てのコンテナデポ棟は延床面積44,562㎡と、非常に大規模な施設とされています。また、主なテナントとして、世界的に名高い物流事業者のCEVA Logistics及びシンガポールの強力なコンテナ輸送関連企業であるAllied Container Groupが入居予定です。

未来への展望



安田不動産は、ESRグループの持つ豊かな経験と広範なネットワークを活用しながら、物流施設事業に関する専門知識を深めていくことを目指しています。このプロジェクトを通じて、海外での不動産ビジネスにおける持続的な事業機会を創出し、成長を図る方針です。

シンガポールは現代の物流の最前線とも言える地域であり、安田不動産の参画によって、さらなる発展と効率化が進むことが期待されます。これからの物流業界における同社の動向に、注目が集まります。

  • ---
本事業の詳細は以下の通りです:
  • - 計画地:シンガポール、サンビューウェイ
  • - 敷地面積:71,630㎡
  • - 物件規模:倉庫棟6階建、延床面積98,698㎡
  • - コンテナデポ棟:2階建、延床面積44,562㎡
  • - 竣工予定年:2027年


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 物流施設 シンガポール 安田不動産

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。