JICA60周年式典
2025-11-14 14:11:37

JICA海外協力隊60周年記念式典が感動的に開催されました

JICA海外協力隊60周年記念式典が感動的に開催されました



2025年、独立行政法人国際協力機構(JICA)が運営するJICA海外協力隊事業は、創設から60年を迎えることになります。この記念すべき節目を祝う「JICA海外協力隊発足60周年記念式典」が、2025年11月13日(木)に東京国際フォーラムホールAで開催されました。式典には天皇・皇后両陛下もご臨席され、華やかな雰囲気の中で,全国や国際的貢献を振り返る重要なイベントとなりました。

記念式典の詳細


式典は、第一部と第二部に分かれ、まず第1部ではJICA理事長の田中明彦氏による式辞の後に、天皇陛下からの祝辞が贈られました。内閣総理大臣の高市早苗氏の言葉を代わりに外務大臣政務官が読み上げ、日本国内外での貢献について感謝の意が表明されました。さらに、パプアニューギニアのマラペ首相からのビデオメッセージも流され、国際的な繋がりを感じさせる内容となりました。

特に印象的だったのは、NPO法人アレッセ高岡の代表であり、帰国隊員の青木由香氏が隊員としての体験や、帰国後の活動について語ったことです。次世代を代表する大津里穂さんの発言もあり、若者たちの思いを感じることができました。

第二部の特別プログラム


続いて、第二部では60年間の軌跡を振り返る映像が上映され、「世界と日本を変える力」をテーマにしたトークセッションが行われました。そのモデレーターを務めたのは、タレント・モデルとして活動するユージさん。そして、帰国後に多様な分野で活躍する元隊員4名がそれぞれの経験を語り、協力隊としての活動がもたらした変化や今後の展望について熱く意見を交わしました。特に日本や世界の課題解決のためには、現場での経験が重要であることが強調されました。

さらに、「宇宙×JICA海外協力隊」という新たな試みとして、小惑星「Jicakyoryokutai」の命名に関する発表が行われました。この小惑星は、地球衝突による災害を防ぐために発見されたもので、国際的な注目を浴びるものでした。宇宙飛行士からのビデオメッセージもあり、式典に華を添えました。

民族衣装を用いた華やかなファッションショー


式典の最後には、帰国隊員によるファッションショーが行われ、合計20団体が参加しました。各国の民族衣装や文化を反映した衣装が披露され、会場内はカラフルで多様な文化が共存する光景に包まれました。民族楽器の演奏などもあり、ただのファッションショーにとどまらない、地域コミュニティづくりや文化融合の場ともなりました。

そして、式典は協力隊の隊歌「若い力」の斉唱で締めくくられ、参加者全員が一体感を感じる瞬間となりました。60年にわたる協力の歩みを象徴する、力強い歌声が広がり、会場全体を包む感動のフィナーレとなりました。

このように、JICA海外協力隊の60周年記念式典は、歴史を振り返る貴重な機会であり、未来への新たなチャレンジを感じさせるものでした。2025年にはさらなる活動が期待され、次世代への期待も込められています。公式サイトでは、今後の60周年関連情報が随時発表されていく予定です。


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