Rhizomatiksが贈る「After Understanding」展
2026年9月12日(土)から10月17日(土)まで、東京・天王洲のKOTARO NUKAGAにて、Rhizomatiksによる個展「After Understanding」が開催されます。この展覧会は、アートとテクノロジーが交差する場として注目を集めており、来場者には新たな視点を提供します。
展覧会の特徴
本展は、回転するステンレスの円盤にダイヤモンドの針で線を刻むプロッターが主役です。このプロッターが刻んだ線は、消去や修正ができず、一度刻まれた痕跡は永遠に残ります。来場するたびにその状態が変わる様子を体験することで、観客は時間の流れとともに変化するアートの姿を目の当たりにすることになります。
2度目の開催となる本展では、前回の「Rhizomatiks Beyond Perception」からの進化を感じることができます。新たな知識の探求が描かれ、理解を超えたところで何が動き始めるのか、その正体を示そうとしています。
exhibitionのテーマ
理解の外側での知識の運動
本展の目玉の1つは、「理解の外側で、知識が動き始める」というテーマです。長い間、人は知識を理解し、共有することでそれを獲得してきましたが、今、その順序が揺らいでいます。理解されることよりも先に生まれ、確かめられて次の行動を促すものが存在するのです。この展示を通じて、知識の成り立ちや人間の役割について再考することが促されます。
印象的なのは、理解が知識の入口ではなく、出来事の後から追いつく行為に過ぎないかもしれない、という視点です。観客は知識の循環の中に位置し、その結果をどのように受け入れ、何を信じるかを問われることになるでしょう。
人間に残る知性とは
もう一つの重要なテーマは「人間に残る知性とは何か」についての問いです。プロッターが回転し続けることで刻まれる痕跡は、機械自身が進むべき方向を読み取り、その過程でどれほどの情報を残していくのかを体感できるものとなっています。その一方で、予測の誤差や刻まれた線の履歴が記録され、観客は機械の判断や行動を観察することで、自分自身の知識を検証する機会が与えられます。
機械と身体性
最後に、以前の展示からの進化の一環として、RhizomatiksはAIに留まらず、身体を持つ機械の表現に挑みます。このプロッターは、外部情報なしに自らの刻印だけを記録します。来場者は、その動きによって生まれるアートとともに、その場に存在することの意味を見つめ直すことになります。
開催概要
- - 会期: 2026年9月12日(土)〜10月17日(土)
- - 時間: 火曜日から土曜日の11:30〜18:00(閉館日: 日・月・祝日)
- - 場所: KOTARO NUKAGA(天王洲)
〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
- - オープニングレセプション: 2026年9月12日(土)16:00〜18:00
この機会に、Rhizomatiksが描く新しい知識の運動と、そのアートの展開に足を運んでみてはいかがでしょうか。知識や理解の概念を再考させる、刺激的な体験が待っています。