明豊エンジニアリングのDX改革
東京都目黒区に本社を置く株式会社明豊エンジニアリングは、明豊エンタープライズグループの一員として、2026年4月から建設業務統合クラウドシステム「建設バレーナ」を導入しました。この取り組みは、デジタル化を進めることで業務を効率化し、作業時間を大幅に削減することを目的としています。
背景と導入の目的
これまで、明豊エンジニアリングの工務部門と経理部門では、進捗に応じて支払処理や請求書の作成を紙やエクセルで手動で行っていました。この方法では、情報伝達に時間がかかり、部門間での連携にも多くの時間が必要でした。特に月末になると、支払依頼書の作成作業が集中し、業務がうまく回らないことが問題視されていました。
そこで導入された「建設バレーナ」は、工務部門と経理部門の業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズが可能で、デジタル化を推進するために設計されています。これにより、部門間の支払い業務を効率的に一体化できるようになりました。
効果と成果
導入の結果、明豊エンジニアリングでは年初からほどなくして、作業時間の大幅な削減が見込まれています。具体的には、工務部門の作業時間は月に約90時間から約44時間に、経理部門は約21時間から約10時間に短縮され、全体で約57時間の削減が実現しました。
実際に、工務部門の担当者は「以前は月末に大変な負担がかかっていたが、『建設バレーナ』により手作業で行っていた書類作成が一括でできるようになりました。これのおかげで、月末業務にかかる時間が約2.5時間から0.5時間にまで短縮され、驚くほど効率が上がりました」と評価しています。
経理部門の担当者も「部門間の情報のタイムラグが解消されたことで、確認作業や修正依頼の待機時間が減り、業務が円滑に進むようになった」と話し、期待以上の効果を実感しています。
今後の展望
明豊エンジニアリングでは、今後も「建設バレーナ」にとどまらず、竣工検査向けのチェックシステムやAIを使った議事録の自動生成など、多岐にわたる業務のデジタル化を進めていく予定です。これにより、業務の効率化だけでなく品質の向上も実現し、管理体制の強化や新たな組織づくりにもつなげていく考えです。
また、導入したクラウドシステムをより効果的に活用するため、定期的に社内研修を実施し、社員への理解と浸透を図る予定です。これによって、現場管理の強化と品質の向上を目指し、持続可能な成長を実現していくことでしょう。
建設バレーナとは
「建設バレーナ」は、建設業界に特化したクラウドシステムで、工事の進捗や予算管理、各種帳票の作成など、多角的に業務を統合管理することができます。全国で500社以上が導入しており、中小企業から上場企業まで幅広いニーズに応えることが特徴です。導入コストも比較的低く、月額16,500円から利用が可能です。
明豊エンジニアリングの取り組みは、建設業界全体にとっても重要な示唆を与えるものであり、デジタル化が進む未来に向けた第一歩として、多くの企業が参考にすることでしょう。