新たな認知機能見える化プロジェクト
神奈川県と株式会社ミレニアが共同で実施する新プロジェクトが、令和8年2月よりスタートします。このプロジェクトでは、神奈川県が推進する未病指標と、ミレニアの「認知機能スケールあたまの健康チェック®」を連携させ、人々の健康状態の見える化を目指します。
プロジェクトの背景
「未病」という言葉は、病気と健康の間にある状態を指し、本人が感じている健康問題を早期に発見し改善を図ることが重要です。このコンセプトに基づき、神奈川県では体と心と脳の状態を数値化する未病指標を活用することで、生活習慣の改善や疾病予防に取り組んでいます。
ミレニアが開発した「あたまの健康チェック」は、認知機能の測定を通じて、未病の状態を可視化することが可能です。健常な範囲にいる方々からも利用でき、これまでにない認知機能評価の手法を提供します。
プロジェクトの内容
このプロジェクトでは、神奈川県内の自治体や健診施設等で無料で簡易に測定可能な未病指標と「あたまの健康チェック」が組み合わされ、幅広い検査が実施されます。これにより、MCI(軽度認知障害)の初期兆候を見逃すことなく、早期介入を促進します。
具体的には、プログラム参加者は、日常の生活習慣やメンタルヘルスなどの測定を行い、フレイルやMCIの兆候が認められる方には更なる詳細な評価を受けることができるのです。今後は「新しい認知症観」に基づき、生活習慣の改善に向けた正しい情報を提供し、国が推奨する認知症未病改善に貢献していきます。
県の見解
神奈川県の政策局いのち・未来戦略本部室の未病推進ディレクターである牧野義之氏は、今回の連携に期待を寄せています。彼は、「未病の見える化は、健康な人々が自らの健康状態を理解し、日常生活における予防策を講じることにつながる」と述べ、地域の健康促進に向けたこの取り組みの重要性を強調しました。
ミレニアの取り組み
株式会社ミレニアは、全国の健診施設での運用支援を行うことで、さまざまな自治体や医療機関と協働しています。地域の特性に応じた認知症予防のための事業展開を行い、地域資源を最大限に活かした取り組みを進めております。また、一般市民が健康である時期から意識し、認知症に対する早期発見・対応ができるよう努めています。
今後は、より多くの地域で「あたまの健康チェック」を活用し、健康寿命を延ばすための新たな活動を展開していく予定です。これにより、地域社会全体が「共生社会」の実現に寄与することを目指します。なお、プロジェクトは2024年度より本格的に開始される予定で、今後の展開は多くの人々の期待に応えていくことでしょう。