「かべなしクラウド」
2025-06-09 11:56:55

障害福祉事業者向け新システム「かべなしクラウド」始動

障害福祉事業者向け新システム「かべなしクラウド」の始動



東京の障害福祉事業者向けの新たな業務支援システム「かべなしクラウド」が、株式会社エス・エム・エスによって発表されました。従来の「プロジェクトRIN」の名称が見直され、リニューアルされたこのシステムは、障害福祉サービスの現場におけるICT化を促進するための多くの機能を持ち合わせています。

名前に込められた思い


新たに誕生した「かべなしクラウド」には、「社会的障壁(かべ)をなくしたい」という強い願いが込められています。エス・エム・エスでは、このシステムを通して障害のある方々の生活の質(QOL)の向上に寄与することを目指しています。リニューアルされたサービスサイトは、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスできるように設計されており、開業から経営改善に資する実践的な情報や成功事例が豊富に掲載されています。

サイトリニューアルの特徴


「かべなしクラウド」のサービスサイトは、情報提供を強化するために全面的にリフレッシュされました。新しい設計では、システムの機能や周辺サービスについての詳細情報が分かりやすく提示されており、ユーザーは直感的に操作できるよう配慮されています。また、事業者が業務を効率化するための具体的なサポートも充実。たとえば、開業に役立つフォーマットや請求業務の解説など、現場のニーズに応えたコンテンツが多数追加されています。

障害福祉事業の現状


近年、障害を持つ方々の人口増加に伴い、障害福祉サービス事業所の数も急増しています。中でも中小規模の事業者が多く、経営面でのリソースが不足しているといったケースが見られます。これにより、事業者が本来のケアに集中できず、業務効率化が遅れているのが現実です。こうした状況を打破するために、ICTの導入は不可避とされており、「かべなしクラウド」はその解決策の一端を担うものと期待されます。

エス・エム・エスの取り組み


エス・エム・エスでは、2006年から介護・障害福祉事業者向けの経営支援プラットフォーム「カイポケ」を展開しており、全国の約55,550事業所を支援しています。今後は、「かべなしクラウド」を活用して、より多くの事業者がICTを駆使した業務効率化を実現できるように支援を行っていく方針です。また、新システムを通じて、障害のある方々がより豊かな生活を送れるような支援環境を整えることを目指しています。

将来の展望


今後、「かべなしクラウド」はサービスの拡大に注力し続け、障害福祉サービス事業所における業務や経営の効率化、さらに理想的なケアの実現に向けた取り組みを強化していくことが予想されます。具体的には、記録や請求業務を一元管理するシステムへと進化し、事業者が抱える多くの課題を解決するために活動が続けられるでしょう。

この「かべなしクラウド」の導入を通じて、人々が障害という壁を乗り越え、より良い生活が送れるような社会の実現が期待されます。


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