Antwayが茨城県菱彩と業務提携を発表
株式会社Antwayは、手作りおかずを宅配する「つくりおき.jp」の製造パートナーとして茨城県水戸市の株式会社菱彩との業務提携を正式に発表しました。この提携により、菱彩は関東における製造拠点として新たに「つくりおき.jp」の専用キッチンを設立・運営することになります。
提携の背景
菱彩は2024年に設立された企業で、自動車販売や教習所、さらにはコインランドリーやゴルフ練習場など複数の事業を展開しています。これまでも地域に密着したサービスを提供してきた菱彩は、今回の業務提携により、地域の食文化を向上させる新たな取り組みに加わります。
菱彩代表の幡谷俊一郎氏は、地域のお客様の生活を豊かにすることに誇りを持ち、「お客様のために、地域のために」という理念のもとで事業を展開してきました。今回の提携を通じて、地域経済にも良い影響をもたらすことが期待されています。
業務提携の詳細
「つくりおき.jp」は、調理経験豊富なシェフや管理栄養士が監修した手作りのお惣菜を、毎週家庭に冷蔵でお届けする宅配サービスです。サービス開始からわずか2年後の2022年には対象エリアを26都府県に拡大し、累計で1,600万食以上を提供しています。
今後は製造能力を強化していくため、製造パートナーの募集も開始しました。この新しいビジネスモデルは、「多品種×大量調理」の製造ノウハウを応用し、異業種からの参入も見込んでいます。さらに、サブスクリプション型の提供により、廃棄ロスを限りなくゼロに抑え、より安定した収益を確保することができる点も注目されています。
この提携により、「つくりおき.jp」の製造拠点は、既存の自社キッチン3拠点に加え、菱彩の製造キッチン4拠点を含む合計7拠点となります。これにより、より多くの家庭に高品質な手作りお惣菜を提供できる体制が整います。
各社の方針
菱彩の幡谷俊一郎氏は、地域貢献の一環として、家事の負担を軽減することで、家族の絆を高める新たな価値を創造したいと意気込みを語っています。同氏は「家事は常に家庭内で行うべき」という従来の概念を覆し、家族がより自由に時間を楽しむ世界を目指すと述べました。
また、菱彩の代表取締役社長石塚正人氏も、「食」を通じて素晴らしい時間を提供し、笑顔が溢れる社会にすることを掲げています。家事の負担を軽減し、さらに「心豊かな空間」を育む手助けになることを期待しています。
Antwayの前島恵社長は、今回の提携によって「つくりおき.jp」の惣菜配達サービスは新たなステージに進むと確信を持ち、料理を通じてより多くの地域にサービスを提供することを目指しています。
まとめ
株式会社Antwayと株式会社菱彩の業務提携は、関東エリアにおける高品質な手作りお惣菜の提供に向けた大きな一歩となります。地域の食文化を豊かにする取り組みが進む中、今後の展開からますます目が離せません。