三重県志摩市がkintone導入、業務効率化を実現
三重県の志摩市で、業務改善プラットフォーム「kintone」を活用した業務パッケージサービス「Smart at 自治体DX」が導入されました。この取り組みによって、志摩市は職員の作業時間を約625時間削減し、市民への相談対応を向上させることに成功しました。今回はこの導入事例について詳しく解説します。
導入の背景
志摩市は、令和4年度からデジタル化を推進する一環で「ペーパーレス化」と「書かない窓口」の導入を進めてきました。しかし、介護・総合相談支援課では従来、Microsoft Excelを用いたアナログな相談記録の管理が行われており、職員間の作業負担が大きな課題となっていました。こうした状況を打破するために、M-SOLUTIONSが提供する「Smart at 自治体DX」を導入し、業務の効率化を図ることが決定されました。
kintone導入の具体的な効果
kintone導入により、志摩市の職員は従来のExcel台帳への二重入力を避けることができ、これまでの複雑な管理プロセスが大幅に改善されました。結果として、業務の効率化率はなんと42.2%に達し、創出された時間を市民への対応や付加価値の高い業務に充てることができるようになりました。また、職員間での情報共有が促進され、より迅速かつ円滑に業務が進行するようになりました。
志摩市の取り組みに対する評価
志摩市政策推進部の池田佑係長は、「今回の取り組みを通じて、職員が業務改革への意識を高めることができた」とコメントしています。この成功した導入を機に、志摩市全体でのDX推進が加速することが期待されています。
Smart at 自治体DXとは
「Smart at 自治体DX」は、地方自治体が行政業務のデジタル化・効率化を図るための業務パッケージサービスです。多くの導入実績をもとに、60を超える自治体業務がラインナップされており、独自の帳票への出力やフィールド管理項目の調整が可能です。今後も、さらなる業務サポートが提供されることが分かっています。
まとめ
エビデンスに基づくこの成功事例は、kintone導入による業務改善の好例です。効率化された作業時間を市民サービス向上に還元することで、志摩市はより良い地域社会を目指していると言えるでしょう。今後の志摩市のデジタル化の動向から目が離せません。ぜひ、この取り組みを参考にして、他の自治体でも同様の効果を期待したいものです。