2026年3月12日、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)は「今なら間に合う!専門家×工務店経営者が実践する『工務店のAI活用術』」を開催しました。このイベントには、オンラインとリアル合わせて52名が参加し、AI技術が住宅業界に与える影響や、工務店がすぐに取り入れるべき具体的な方法を学ぶ貴重な機会となりました。
このセミナーの主な講師は、AI専門家であるsoui株式会社の代表 井上康氏と、経営の実務に精通したみやこリフォームの小川剣人氏です。彼らはそれぞれの立場から、AIを活用するメリットや実践例を紹介しました。セミナーの冒頭で披露されたデータでは、企業の約75%がAIを導入済みで、建設・不動産業界の70%以上がAIを活用していると明らかにされました。
まず、第1部では井上氏が「明日から使える」AIデモンストレーションを行いました。参加者は、実際のパソコン画面を通じてAIのプランニング補助機能や過去のデータを瞬時に整理する手法を学んでいる姿が印象的でした。これにより、参加者たちはすぐに実務に役立てられる具体的なスキルを身につけました。
続く第2部では、小川氏が経営者の視点からAI導入の意義について語りました。彼は多角化経営の重要性を強調しつつ、AIを「優秀な秘書」として活用し、業務の標準化と生産性の向上を実現する戦略を紹介しました。この視点は参加者にとって非常に有意義で、自身の経営にも応用できると多くの反響がありました。
参加者からは、「少しずつAIを使い始めていたが、こんな使い方もあったとは…非常に有意義な勉強会でした。」との感想が寄せられ、多くの学びがあったことが伺えます。また、「エンゲージメントや人材育成の重要性についても学ぶことができ、大変勉強になりました。」といった声もあり、参加者が多様な視点からこのテーマに関心を持っていることが明らかになりました。
soui株式会社は、「本質をつかみ、自走する組織へ。」をテーマに、AIの導入に関連する煩雑なプロセスをシンプルにし、住宅業界向けにはエネルギー自給自足を目指した「Smart2030零和の家®」プロジェクトを展開しています。この企業は、AIを導入して終わりではなく、実務に生かすための仕組み作りをサポートしており、業界の生産性向上にも寄与しています。
一方、みやこリフォームは昭和28年からの長い歴史を持ち、多くの地域でリフォーム事業を展開しています。代表の小川氏は、不透明な業界環境を改善すべくYouTubeチャンネルを開設し、高品質なリフォームの提供に努めています。本セミナーでは、自社でのAI活用事例を通じて、次世代の工務店経営を提言しました。
最後に、JGBAは今後も地域に密着したイベントを開催し、工務店やビルダーなどの企業が共に成長できるよう努力して参ります。未来の工務店経営に向けたAI活用法についての学びを、是非今後の活動に役立ててください。