TMI総合法律事務所がアフリカ開発会議に初出展
2025年8月20日から3日間にわたって開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の併設イベント「TICAD Business Expo & Conference (Japan Fair)」において、TMI総合法律事務所(TMI)は初めてブースを出展しました。このイベントは、アフリカの開発に関する国際的な取り組みを促進する重要な場であり、多くの企業や団体が参加しています。
初日には、アフリカで日本企業の法務支援にあたる平林拓人弁護士がセッションに登壇し、日本企業がアフリカ市場に進出する際に直面する具体的な法的課題について共有しました。アフリカ市場の特性や、ビジネス展開における法的なリスクについての洞察は、多くの参加者にとって貴重な情報となりました。
TMIのアフリカにおける取り組み
TMIは2015年に日本の法律事務所として初めて、ケニアに拠点を設置し、日本人弁護士を常駐させることで、アフリカに特化したリーガルサービスを提供しています。特に、東アフリカ最大の法律事務所であるAnjarwalla & Khanna LLP(A&K)との連携を強化し、アフリカの30以上の国における案件を手がけてきました。これにより、現地法人や支店の設立、M&A、税務、労務といった多岐にわたる法的サービスを提供しており、企業の国際展開を強力にサポートしています。
セッションでの議論内容
「10年の現地経験で読み解くアフリカ進出ストーリー」と題したセッションでは、平林弁護士が実務経験に基づく具体的な見解を述べ、アフリカでビジネスを展開する際のリスクマネジメントの重要性を強調しました。特に、「アフリカでは、どのリスクを取り、どのリスクは取らないのかを適切に判断し、法的課題を粘り強く乗り越えることが不可欠である」との言葉は、多くの参加者に感銘を与えました。セッションは立ち見が出るほどの盛況ぶりで、TMIの専門知識が多くの企業の関心を集めました。
TICADの概要と意義
アフリカ開発会議(TICAD)は、1993年から日本政府が主導する国際会議であり、国連、世界銀行、アフリカ連合等と連携して開催されています。今回のTICAD9には、石破茂内閣総理大臣が共同議長として参加し、アフリカ49ヵ国の代表、日本の国会議員、企業、国際機関の代表など多くの関係者が集まりました。このような国際的な枠組みを通じて、日本企業がアフリカ市場に進出するための支援や情報共有が進むことが期待されています。
TMIのビジョン
TMI総合法律事務所は、1990年に創立以来、国内外での法務サービスを提供し続けてきました。弁護士679名、弁理士101名の大規模なチームを抱え、全国7か所の拠点と海外19か所に展開しています。法律事務所でありながら、ベンチャー事業の立ち上げや地方自治体との協定締結など、様々な挑戦を続け、新たな法律事務所の形を模索し続けています。今後もアフリカ市場へのさらなる進出を図り、日本企業が国際舞台で成功を収めるための支援を続けていきます。