アキレスボードが環境への影響を可視化
アキレス株式会社は、発泡プラスチック系断熱材「アキレスボード」において、国内初となるSuMPO EPD(環境製品宣言)を取得しました。このステップは、2050年のカーボンニュートラル実現を目指す日本の建築業界において非常に意義深いものです。とはいえ、これは単なる開始に過ぎず、同社はさらなる環境負荷軽減の取り組みを進めています。
2050年カーボンニュートラルと建築物の役割
日本政府は2050年までのカーボンニュートラルを宣言し、温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指しています。この中でも特に重要なのは、CO2排出量の約40%を占める建築物の分野です。これに対応するため、内閣官房には「建築物のライフサイクルカーボン削減に関する関係省庁連絡会議」が設置され、国土交通省は2028年までに建築物のライフサイクル全体にわたって環境負荷を算定する制度の導入を掲げています。
SuMPO EPD取得の意義
アキレス社の「アキレスボードGFノンフロン(高密度)」および「アキレスボードWAL-D」は、SuMPOの認証プログラムのもとに、環境負荷を数値化して評価されました。この認証を取得することにより、これらの断熱材を使用する建築物のLCA算定が可能となります。これは、単に製品が環境に優しいことを証明するだけでなく、新しいビジネスチャンスを切り開くものでもあります。
未来への取り組み
アキレスは、これまで以上に持続可能な製品を開発・提供するための取り組みを今後も推進していく考えです。具体的には、環境に優しい製品のラインアップを拡充し、建物の計画、施工、運用、解体に至るまで、全体的なCO2排出量の削減を目指します。
製品に関する詳細
特徴:鉄筋コンクリート造の屋上アスファルト防水工法に最適化された高性能断熱材です。新しいSuMPO EPD登録番号は JR-BP-25001E、詳細は
こちら。
特徴:鉄骨造・鉄筋コンクリート構造の屋上シート防水工法に最適な断熱材で、SuMPO EPD登録番号は JR-BP-25002E、詳細は
こちら。
お問い合わせ
アキレス株式会社の本社は東京都新宿区北新宿にあり、最先端の技術とサステナブルな取り組みにより、持続可能な未来の実現に向けて邁進しています。公式ウェブサイトは
こちら。
このように、アキレス社は日本における建築物の環境負荷を軽減するための取り組みで一歩先を行っています。環境意識が高まる現代、同社の製品は非常に価値ある選択肢となるでしょう。