仕事旅行社とSP総研による新たな人材育成モデルの創出
株式会社仕事旅行社と株式会社SP総研が戦略的パートナーシップを結び、新たな人材育成モデルに取り組むことが発表されました。これは、越境体験を通じて従業員の主体性や熱量を具体的な経営成果につなげることを目的とした共同プログラムのスタートを意味します。具体的には、熱量の数値化、ビジネス価値への接続、そして最適なマッチングの実現を通じて、人的資本ROIの向上を目指します。
 提携の目的
この提携により、越境体験による「意識変容」を数値的なデータとして可視化し、人的資本経営における新たな価値指標を築き上げることが狙いです。具体的には、従業員が越境体験を通じて得たスキルの変化が、どのように企業の生産性や業績に影響を与えるのかを定量的に測定するシステムを構築していきます。これにより、越境体験が単なる体験にとどまらず、企業にとっての成長を促進する投資として位置づけられることが期待されています。
 協業の概要
両社は互いの専門性を生かし、以下の3つの領域で新しい人材育成モデルを構築します。
1. 
熱量の数値化:仕事旅行社は、越境体験を通じて得られる社員の”熱意・主体性の変化”を現場から収集し、数値化します。
2. 
ビジネス価値への接続:SP総研は、従業員が得たスキルの変化を生産性や業績、投資対効果に結びつけ、経営におけるインパクトを明示します。
3. 
最適マッチングの実現:両社はデータ分析を基に、どの社員がどの体験を通じて最も成長するかを予測するマッチングアルゴリズムを開発し、人材投資の効率を最大化を目指します。これにより、「熱量の変化」が「スキルの獲得」や「生産性の向上」へとつながり、企業価値向上のサイクルが実現されます。
 今後の展開
2025年度内には、50〜100名規模のパイロットプログラムを開催し、得られた熱量変化データと業績指標との相関性を分析しモデル化する予定です。また、環境が整った段階で、人的資本開示を支援する“越境ROIレポート”の提供を含め、企業への導入を拡大していく計画です。
 越境体験×人的資本データの体験会
さらに、2025年11月11日には、ジョブ定義と越境体験、人的資本データの相互作用を75分間で体感できる実証セッションがオンラインで行われます。参加者は、これらの新しいアプローチをリアルタイムで感じ取ることができる貴重な機会です。アーカイブ配信も用意される予定なので、参加できない方でも後日視聴が可能です。
 コメント
この提携に関して、仕事旅行社の田中翼代表取締役は、「越境体験が社員の自律を促進する要素であることは確信しています。SP総研のスキル可視化のノウハウと連携することで、これが企業成長に繋がる仕組みに進化することを期待しています」と述べています。
一方、SP総研の民岡良代表取締役は、「人的資本経営の本質は、従業員が持つスキルを経営にどう活かすかです。」と強調し、これまであいまいだった熱量や主体性を、定量的に計測する第一歩となることを目指しています。
 会社概要
 株式会社仕事旅行社
- - 所在地:東京都港区新橋
 - - 代表者:田中翼
 - - 事業内容:越境型学習プログラム、キャリア教育事業
 - - URL:仕事旅行社ウェブサイト
 
 株式会社SP総研
- - 所在地:東京都中央区日本橋箱崎町
 - - 代表者:民岡良
 - - 事業内容:人的資本経営コンサルティング、HRテクノロジー
 - - URL:SP総研ウェブサイト