20代の結婚観に迫る!新社会人は「25歳まで」に結婚したい?
最近の調査結果から、20代の新社会人が抱く結婚観について明らかになりました。タメニー株式会社が実施したこの調査では、2,404人の男女が対象となり、特に新社会人に注目しました。いわば、新しい環境での出発を果たした彼らの結婚に対する意識を探る試みです。
調査背景と結婚に対する考え
日本では晩婚化が進行しており、2010年代には平均初婚年齢が上昇しています。国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、2000年には未婚率が男性12.6%、女性5.8%でしたが、2020年にはそれぞれ28.3%と17.8%に達しています。この現象を踏まえ、若い世代は結婚についてどのように考えているのでしょうか。特に、新社会人としての第一歩を踏み出した20代の考え方に注目します。
20代の結婚希望年齢
調査結果によれば、20代の約3人に1人が「25歳までに結婚したい」と考えています。この割合は30代から50代にかけての希望率よりも高く、世代間の違いが明確に表れています。具体的には、「すぐにでも結婚したい」「25歳頃までには結婚したい」との希望を持つ20代が34.2%を占めており、結婚への意欲は依然として強いことが示されています。
一方で、20代の66.7%が新社会人期間中に結婚を希望していたことに対し、未婚の人は約2倍の33.6%にとどまっています。これは、早い段階から結婚を考えていた人が未婚であることが多いことを示しています。
早婚を望む理由
20代が早く結婚したいと考える理由は、出産や育児の観点、さらには資産形成やキャリアを考慮してのことが多いようです。具体的には、約17.5%が「一人でいることが寂しい」と感じたり、憧れの存在の影響を受けたりすることも動機づけ要因となっています。特に、出産・育児に焦点を当てた理由は多く、30代では「出産・育児に有利だから」と答えた人の割合が47.0%にも及びました。
出会いの場の変化
新社会人の20代は、出会いの場においても旧来の「職場での出会い」や「合コン」に期待することは少なくなってきています。調査結果によれば、20代の約40.4%が職場での出会いを重視しているものの、以前よりも割合は減少しています。代わりに学校、結婚相談所、趣味や習い事など、他の場での出会いを重視している傾向が見られます。
特に、マッチングアプリを利用した出会いは20代の中で急速に普及しており、新たな出会い方として定着しつつあるのです。男性の中で「マッチングサイトやアプリ」を選んだ割合は非常に高く、これが次第に一般的な選択肢になっています。
まとめ
結婚に対する20代新社会人の考え方には、早い結婚を望む声が多く、希望年齢は25歳頃が中心でした。また、早婚を望む理由には多様な要因があり、単なる出会いの場の選択肢にも変化が見られています。これからの時代、婚活のスタイルも変わり続けることでしょう。若い世代がどのように結婚を選択し、実現していくのかが楽しみです。