ALiSの登場
2025-05-19 13:12:04

EY新日本が開発した監査支援システムALiSがFreeeアプリストアに登場

EY新日本の監査業務を支える「ALiS」



EY新日本有限責任監査法人が、自社開発した監査支援システム「ALiS(Accounting Linkage System)」をfreeeアプリストアに公開したというニュースが届きました。このシステムは、フリー株式会社の会計システムと連携し、単体決算における監査手続きをサポートするものです。企業にとって監査対応は効率化が求められる重要な業務であり、ALiSの提供により業務の自動化が進むことが期待されます。

ALiSの特徴とメリット



ALiSはクラウド上で設計されたシステムで、会計システムと連携することで常時必要な会計データを自動的に取得します。これにより、証憑や試算表、仕訳データなど、監査に必要な情報を速やかに集めることが可能となります。特に、従来はEメールを利用して手作業で行っていたデータの取り込みは、ALiSによって大幅に効率化されるでしょう。

ALiSが導入されることで、年間に数百から数千に及ぶ証憑データの自動取得が実現します。これにより、ヒューマンエラーが減少し、顧客の業務の負担が軽減されます。また、セキュリティ面でも、インターネット上の安全なデータ転送を利用しているため、情報漏えいやデータ損失のリスクを抑えることが可能です。

デジタル監査の未来「Assurance 4.0」



EY新日本は次世代のデジタル監査・保証ビジネスのモデル「Assurance 4.0」の実現に向け、AIやデータアナリティクスを活用したデジタル監査ツールの開発に取り組んでいます。RPA(Robotic Process Automation)やAPIを利用した業務の標準化・自動化を進めており、今後もさまざまな外部ソフトウェアとの連携が期待されています。

ALiSの提供を通じて、EY新日本は単体、連結、開示の各プロセスでのデータ加工や検証の自動処理を目指しています。この結果、全体的な監査業務の効率化が進むことでしょう。

まとめ



EY新日本は、ALiSの導入により、監査業務が一層効率化され、多くの企業が激しい競争環境の中で先進的なデジタルツールを利用できるようになります。監査契約を結んでいる法人のみがALiSを利用できる点にご注意ください。この新たな取り組みにより、EY新日本が提供する監査サービスの質がさらに高まることが期待されます。今後の進展に注目です。


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