5月10日、渋谷区文化総合センター大和田で開催された【キッズマーケット】は、NPO法人フリースクールまいまいが運営する「みんなのリビング『いるか家』」が主催しました。このイベントは「こどもが主役!本物の商売から生きる力を学ぶ」をテーマに、子どもたちが主催者の立場で自ら考えた商品や体験を販売する貴重な機会でした。
活発なアイデアが生まれた背景
このイベントの計画は、いるか家に通う子どもたちの「絵を売る体験をしたい」という会話からスタートしました。「より多くの人に自分たちの作品を見てもらいたい」という思いが、地域の団体や子ども食堂と協力して、キッズマーケットの開催へと発展しました。事前にはオンラインミーティングを行い、会場設定や集客方法をキチンと打ち合わせ。
来場者が集まる賑やかな市場
当日は、14時の開店からわずか2時間で約150人が訪れ、子どもたちの手による活気溢れる呼び込みに引き寄せられるように、来場者たちはブースを巡りました。出店者の子どもたちは商品の販売だけでなく、準備したステージでのパフォーマンスにも参加し、まさに「こどもが主役」と言えるイベントとなりました。その様子に、保護者たちも満足そうな表情を見せていました。
言葉にできた感動と成長
参加者からは、「子ども達が一生懸命に接客をする姿が素晴らしかった」「ぜひ次回も参加したい」という嬉しい声が多く届きました。出店した子どもたちからも「楽しかった」「お客様に喜んでもらえて嬉しい」といった感想が集まる中、普段は人前に出るのが苦手な子がマイクを持つ姿に驚く声も聞かれました。
新たな気づきの連続
ワークショップを通じて得た気づきも多く、例えば、「お釣りもちゃんと用意しなければならない」などの実践的な学びがありました。小さな子たちのために、店長が手助けをしたり、販売に必要な準備を整えたりする姿も見受けられました。自ら考えて行動することの重要性を、子どもたちはこのイベントを通じて実感しています。
次回への展望
第1回キッズマーケットの成功を受けて、いるか家では第2回を計画中です。新たな参加団体を募り、さらに大きな規模の開催を目指します。また、子どもたちの自立した発想を引き出すため、ボランティアを募集し、影のサポーターとして支えてくれる方々も待っています。このプロジェクトに興味を持った方には、ぜひ参加してほしいです。
代表からのメッセージ
NPO法人フリースクールまいまいの代表、鴻池友江氏は、「いるか家では、子どもが安心して過ごせる居場所を提供し、時には大人も集まる場として、様々な交流を目指しています。今後も子どもたちの健全な成長を支援したい」と語りました。興味を持たれた方はぜひご連絡ください。
見逃せないこの取り組み、次回も期待大です!