やましたあつこの新たな個展「reflect」を体験しよう
やましたあつこが牡丹への深い理解を通じて描く新たな内面的深淵の世界を体感できる個展「reflect」が、2025年11月5日から12月3日まで、東京・南青山にあるギャラリーvoid+で開催されます。この個展は、いかに内的存在を探求し、またそれを視覚化するかに焦点を当てています。
展覧会のテーマと内容
やましたあつこは、邪魔のない幸せをテーマにした作品を展開しており、差別や暴力といった問題を扱っています。彼女の描く作品は、個人の内面と現実世界との行き来を通じて作られたものです。特に、彼女は幼少期のトラウマを出発点にし、内的世界を構築しています。展覧会では、すべての動植物が対等に描かれ、それぞれが一つの生命として表現されます。色彩の粒が空間を埋め、その中から生まれる静けさは、時に強い光をもしっかりと宿します。
彼女の作品の特徴は、「内と外」、「動と静」という二つの相反する力が交わる世界を描くことで、常に心の中に感じるものを反映しています。この独自の視点は、観る者に強い印象を与え、深い共鳴を呼び起こすことでしょう。
展示の詳細
- - 日時: 2025年11月5日(水)-12月3日(水)
- - 時間: 12:00-19:00、定休日: 日・月
- - レセプション: 11月8日(土)17:00-20:00
- - 会場: void+、東京都港区南青山3-16-14 1F
- - 主催: Azone+Associates / void+
- - お問合せ: [email protected]
- - ウェブサイト: void+
作品集「echo」の発表
個展と同時に、やましたあつこは2020-2025年の紙作品を中心にした新しい作品集「echo」を発表します。この作品集は、彼女の内面的な変化や自己探求の足跡を綴ったものです。「echo」は全52頁から成り、彼女のベルリンでの生活を経て制作された油彩作品を含んでいます。特に、昨年のベルリン滞在では、曇天の中で自身の「陰」を見つめ直し、その葛藤が新たな作品に生かされました。
あなたも彼女の旅を感じて
やましたあつこの個展「reflect」は、彼女の個人的な経験だけでなく、その中から生まれる普遍的なテーマを訴えかけます。この展覧会は、彼女の初の試みであり、過去の経験と新しい視点を持った作品が融合する素晴らしい機会です。
彼女の内面と外界との関係を再考させられるこの展覧会は、アートを通じて自身の存在を振り返るきっかけを提供してくれることでしょう。ぜひ、足を運んでみてください。視覚的な冒険と内なる探求が待っています。