Shizen Capitalが新たな挑戦を始める
自然キャピタル合同会社(Shizen Capital)は、2025年6月1日から新たに第7号ファンドの運用を開始し、同時にSophie Meralliをパートナーに迎え入れたことを発表しました。Shizen Capitalは、日本国内および国際的な展開を目指すアーリーステージ企業への投資に特化しており、これまで40社以上のスタートアップを支援してきました。
新たなファンドの理念
Shizen Capitalの新ファンドは、持続可能な成長と社会課題の解決を図る起業家を支えることを目的としています。特に、第7号ファンドは「自然のようにしなやかで、変化に強い組織が次の時代をつくる」という理念を元に運営されます。
これまでのファンド実績としては、分配金対投資額比率(DPI)3.51倍を達成し、多くの起業家の挑戦を支援してきました。Sophie Meralliは新たにチームに加わり、アーリーステージから成長フェーズへの橋渡しを行うことで、さらに強力なサポートを提供します。
重点投資領域
新ファンドの主な投資領域は以下の通りです:
- - 少子高齢化対応技術:労働生産性向上や高齢者支援など。
- - ヘルスケア・ウェルネス:デジタルヘルスや遠隔医療の分野に注力。
- - AI・ディープテック:次世代製造技術やデータ活用の推進。
- - エネルギー転換・サステナビリティ:再生可能エネルギーの普及。
- - インバウンド観光・体験技術:観光DXや日本文化の発信支援。
- - 防衛・セキュリティ技術:国家の安全保障を支える技術。
- - 文化・食・クラフトの輸出:和食や伝統工芸の世界展開。
これらの領域において、Shizen Capitalは今後10年内に「なくてはならない存在」になる企業を支援していく方針です。
Sophie Meralliの役割
フランス、米国、日本での豊富な経験を持つSophie Meralliは、新ファンドのパートナーとして、国際的な視点で投資先企業の成長を加速させる役割を担います。Sophieは以前、Innospark VenturesやEight Roads Venturesでの実績を持ち、スタートアップ支援において多様な環境で磨かれたスキルを活かします。
彼女は「Shizen Capitalの新たなチームの一員になれることを大変光栄に思います」と語り、特に築かれたビジョンと価値観に強く共感していると表明しました。また、日本のスタートアップが持つ潜在能力を最大限に引き出し、次のステージへと繋げることを目指しています。
Shizen Capitalのビジョン
Shizen Capitalは、「自然には境界がない」ことを根底に、国境を越えてイノベーションを促進していくことを目指しています。代表パートナーのMark Bivensと今井松兼は、サポートの重要性に言及し、Sophie Meralliとの協力がさらなる成長を実現することへの期待感を表明しました。
ここまでの道のりは確かに挑戦と困難に満ちていますが、Shizen Capitalは自身が経験した課題を元に、起業家が成功するための伴走型支援を行っています。今後も、彼らが作るエコシステムの中で、日本発のイノベーションがグローバルに展開されることを願っています。
Shizen Capitalの特徴
Shizen Capitalでは、資金提供だけでなく、実行に強いパートナーとしての役割も果たします。具体的な支援内容には、プロダクト戦略の策定、セールス体制の構築、国際的な戦略の策定、採用・組織設計の支援など多岐にわたります。投資先企業に対して包括的かつ実用的なサポートを提供することで、彼らの成長に寄与しています。
今後もShizen Capitalは、新しいアイデアをもった起業家を支えるため、挑戦し続ける姿勢を貫いていくでしょう。