相馬野馬追と甲冑競馬
2025-10-05 17:58:20

相馬野馬追の伝統文化を体験!東京シティ競馬での甲冑競馬

東京シティ競馬で楽しむ相馬野馬追



今年も東京シティ競馬(TCK)で、秋の訪れと共に福島県相馬地方の伝統文化「相馬野馬追」のPRイベントが開催されました。10月5日の日曜日には、多くの来場者が集まり、壮大な甲冑競馬が繰り広げられました。

相馬野馬追とは、日本の重要無形民俗文化財にも指定されている、相馬地方に由来する馬を使った競技や儀式のイベントです。初回は1977年に行われ、今年で26回目を迎えました。このイベントには毎年多くの観客が訪れ、その伝統の深さを感じる機会となっています。

伝統と歴史を感じる挨拶



イベントは、相馬野馬追の代表世話人である門馬光清軍師の挨拶から始まりました。門馬氏は相馬市の始祖、平将門公による千年以上前の野馬放しを起源に持つこの伝統行事の重要性を強調しました。「人馬一体の妙技を楽しんでほしい」とのメッセージは、来場者に強い印象を与えました。

挨拶後は、法螺貝の音色が響き渡り、伝統的な民謡「相馬流れ山」が斉唱され、さらには発走ファンファーレが吹奏され、会場の雰囲気が一気に盛り上がります。

メインイベントの甲冑競馬



イベントの目玉はもちろん「甲冑競馬」です。白鉢巻を締めた若武者たちが騎乗する中、5頭の元競走馬が一斉にレースに飛び出します。競技中、4頭の馬がしのぎを削り合い、その勇壮な姿に会場は歓声と拍手で包まれました。この瞬間、観客たちの応援が高まり、まるで戦国時代にタイムスリップしたような感覚を味わいました。

来年の開催に向けた期待



イベントの締めくくりとして、南相馬観光協会の宮﨑和志会長がステージに立ち、相馬野馬追の魅力を再度強調しました。甲冑競馬だけでなく、お出陣や神旗争奪戦、野馬追など多彩なプログラムが用意されていることを説明し、来年からは温暖化を考慮した新しい日程での開催に期待を寄せました。

「通常は5月の最終土日月に開催されます。過ごしやすい気候の中で、ぜひ多くの方に訪れていただきたい」と語り、相馬野馬追の豊かな文化を広める意義を訴えました。

今回のイベントは、ただの競馬観戦ではなく、相馬地方の伝統文化を肌で感じる素晴らしい機会となりました。これをきっかけに、ぜひ相馬野馬追を訪れて、その壮大な文化を体感してみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京シティ競馬 相馬野馬追 甲冑競馬

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。