電通グループがADCアニュアルアワードのメインビジュアルを手がける

電通グループがADCアニュアルアワードのメインビジュアルを制作

2023年、電通グループがアメリカの「The One Club for Creativity」主催のADCアニュアルアワードのメインビジュアルを制作しました。このアワードは、毎年クリエイティブ産業の優れた作品を表彰するもので、世界的に権威のあるコンペティションです。特に今年は、アジア太平洋地域から初の制作となり、電通グループの名声に新たな花を添えました。

ADCアニュアルアワードとは

ADCアニュアルアワードは、芸術と技術を融合させた優れたクリエイティブな作品に贈られる賞です。年間を通じて様々な作品が応募され、その中から選ばれた优秀な作品が評価され、表彰されます。ADCの歴史は1935年に遡り、これまでに数多くのクリエイターや企業がその名を刻んできました。

メインビジュアルの特徴

今年のメインビジュアルは、受賞者に贈られる象徴的な“キューブ”を失礼なく、デザインに対する愛情に基づいて制作されました。キューブの形状を用いて孔雀の羽を構成することで、個人の栄光ではなく、ADC賞に集まる全てのデザインへの感謝の意を込めています。
制作を統括したのは、電通グループのエグゼクティブクリエイティブディレクターである八木義博氏です。彼はこれまでに、ニッカウヰスキーやJR東日本、HONDAなどのキャンペーンを手がけ、多くの国際的な賞を受賞してきました。

八木氏のクリエイティブな軌跡

八木氏は、ノンバーバルなビジュアルコミュニケーションを通じて企業や商品のブランディングや広告キャンペーンを導入するクリエイターとして知られています。代表的な作品には、ニッカウヰスキー「NO LABELS」、JR 東日本「行くぜ、東北。」、HONDA「Human! FIT」などがあります。彼の作品は、特にその革新性と独自性で評価されています。

また、八木氏の手掛けた作品は、Cannes Lionsをはじめとする国際的なクリエイティブアワードでも高い評価を受けており、特にJRグループの「MY JAPAN RAILWAY」の制作は、各国のクリエイティブアワードでの受賞歴があるなど、その影響力は計り知れません。

dentsuの地位と未来

電通グループは、現在2024年のグローバルクリエイティブランキングにおいてアジア太平洋地域の企業グループとして1位に位置しています。また、同ランキングでの中核企業である株式会社電通も単独エージェンシーとして1位を獲得しました。

dentsuは今後も「NORTHSTAR」という企業理念を掲げ、クリエイティブな思考を駆使して世界最高のクリエイティビティカンパニーを目指していくとのことです。さらなるビジネス領域でのクリエイティビティ強化を通じて、人々や企業、社会へインパクトを与える活動を続けていくでしょう。