木造建築の未来
2025-06-17 10:50:27

未来の都市をデザイン!銀座髙木ビルで探る木造建築の可能性と思想

「デザイナーズエッジ」第7回の開催レポート



2024年5月30日、ユニオンテック株式会社の本社にて「デザイナーズエッジ」の第7回イベントが開催され、日本一の木造高層建築「銀座髙木ビル」を手掛けた建築家・山路哲生氏が登壇しました。その講演では、都市空間の雑居性や木造建築の未来がテーマにされ、多くの参加者が集いました。

都市の雑居性と木造建築の意義



講演の中で、山路氏は「銀座髙木ビル」が持つ設計思想を深く掘り下げ、特に“都市の雑居性”という概念について語りました。都市の中で異なる機能や文化が共存することを可能にする木造建築の価値、さらには木材を用いた環境貢献へのアプローチが強調されました。

また、都市における”垂直の路地”のような空間の創造は、単なる居住空間以上の可能性を秘めていることが説明され、参加者たちはその新たな視点に刺激を受けていました。質疑応答では、短命とされる建築と長寿命の建築の価値が比較されるなど、設計の哲学に関する深い議論が交わされました。

小規模プロジェクトの紹介



イベントでは、東京・門前仲町の「MONNAKA COFFEE」や、IKE・SUN PARK内の移動式店舗「kotoport」など、小規模ながらも思想的な背景を持つ建築プロジェクトも取り上げられました。「仮設性」「素材との対話」「曖昧さの価値」といったテーマが参加者の心を掴み、建築の持つ多様性に新たな視点を加えました。

次回イベントの予告



「デザイナーズエッジ」は、次回の第8回イベントが2024年6月18日に開催される予定です。講演者には、建築家・坪井秀矩氏を迎え、デザインに関する多様な視点を提供していただく予定です。このイベントも同様に、多くのデザイナーや学生にとって価値ある経験となることでしょう。参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

まとめ



「デザイナーズエッジ」は、空間設計デザイナーの成長を促進するためのクリエイティブコミュニティであり、業界の第一線で活躍するゲストからリアルな体験や知見を学ぶ絶好の機会を提供しています。今後も、新しい価値を創造する場としての役割を果たし続けることでしょう。興味のある方はぜひ次回のイベントに参加して、建築に対する理解を深めてみてはいかがでしょうか。


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