会計ファイナンスの未来
2026-07-13 13:51:04

2026年会計ファイナンス人材カンファレンスで未来を語るIMA日本支部

2026年会計ファイナンス人材カンファレンスで未来を語るIMA日本支部



2026年7月5日、東京都内で「会計ファイナンス人材カンファレンス2026」が開催され、米国管理会計士協会(IMA)の日本支部が主催しました。このカンファレンスでは、会計及びファイナンス分野のプロフェッショナルたちが集まり、未来の方向性について議論を交わしました。特に注目されたのが、FP&A(Financial Planning & Analysis)人材の役割と、その育成に向けた取り組みです。

FP&A需要の現状とUS-CMA資格の意義



最初のセッションでは、IMA日本支部共同代表の石橋善一郎氏が登壇し、日本企業におけるFP&A人材の現在の課題を指摘しました。彼は、日本の上場企業約1600社のうち、CFOとしての役割を持つ企業が500社にとどまるというデータを提示し、日本企業の財務管理における大きな遅れを懸念しています。

「現在、日本企業においてはFPAが不在であり、この状態は企業価値の向上にとって深刻な障害です」と彼は述べました。彼が提唱する「経営管理プロセスを設計すること」が、企業にとっての鍵であることは明らかです。また、US-CMA資格の受験が日本語で可能になったことも強調され、それがFP&A人材の育成に貢献するとのことです。

AI時代におけるファイナンスの変革



もう一つのハイライトは、IAグローバル理事会名誉会長のピーター・J・ドーラン氏による「AIが財務機能に与える影響」に関する講演でした。彼は、AIの導入によりデータ収集や集計作業が自動化されることで、ファイナンス担当者がより高度な分析やリスク管理に集中できるようになる未来を語りました。この変革は、適切なデータ管理と倫理観を持つ組織に利益をもたらすと指摘します。

「AIの時代においては、クリーンなデータと強力なガバナンスが成功の鍵です。質の良くないデータを排除するためには人間の判断力や倫理が必要です」と彼は強調しました。

キャリア形成の重要性



次に、IMAグローバル理事会の理事であるニナ・マイケルズ=キム氏が自身のキャリアを振り返りました。スイスの製薬業界でFP&Aとコントローリングを担当する彼女は、US-CMA資格を取得したことで専門性が証明され、より広範な責任を担う機会が得られたと痛感しています。

「US-CMAの学びは単に数値を分析することだけでなく、それを経営に生かす力を与えてくれました。FP&AはCFOの課題を深く理解し、それを経営判断に結びつける役割なのです」と語り、参加者に熱いメッセージを送りました。

新たな取り組みへの期待



カンファレンスの最後には、IMA日本支部とCPAエクセレントパートナーズが共同で設立した「FP&A人材フォーラム」が発表されました。このフォーラムは、国内の主要企業のCFOやリーダーが参画し、日本におけるFP&A実務の確立とUS-CMA資格の普及を目指します。リーダーシップを育成し、日本企業の経営管理の高度化に寄与することが期待されています。

結論



今回のカンファレンスでは、FP&A人材の需要、AIの時代における役割、そしてキャリア形成の重要性が強調され、多くの参加者が新たな視点を得られたでしょう。この取り組みが日本の企業における会計・ファイナンスの未来を形成していくことを期待しています。

詳しい情報については、IMA公式サイトUS-CMAの詳細をご参照ください。


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