YEデジタルが全工程自動化達成、物流イノベーションが加速する

YEデジタルの進化と自動化の未来

株式会社YE DIGITAL（以下、YEデジタル）は、2021年にリリースした倉庫自動化システム「MMLogiStation」を介して、業界の新たな地平を開いています。その結果、全工程の自動化を目指し、当初計画していた2025年から前倒しで達成しました。これは、同社が開発した共通コンポーネントによる設備制御機能の共通化と、プラグインラインアップの充実によって実現されたものです。

MMLogiStationの特徴

YEデジタルの「MMLogiStation」は、倉庫内での業務を効率化するために設計されたワークフロー実行システム（WES）です。このシステムの大きな特徴は、以下の2点です。

- プログラムレスで利用開始可能: 利用者は煩雑な設定を行うことなく、すぐに利用を開始できます。
- プラグインで迅速な導入: 主要自動化機器とのインターフェースが標準搭載されており、スムーズな導入を実現しています。

このように、YEデジタルは「マテハンメーカーフリー」という方針を掲げ、様々な自動化機器に柔軟に対応する製品を目指しています。これにより、倉庫業務に関する各種設備との互換性を高めています。

開発のスピードアップと成果

新たに開発された共通コンポーネントにより、設備連携プラグインの基盤が完成。この開発によって、YEデジタルは業務ごとのプラグインの汎用化を進めつつ、全体の開発スピードを向上させました。特に、複数のプロトコルへの対応は、接続機器の選択肢を大幅に広げることに成功しています。

具体的な成果として、当初の目標であった2025年度中に対応予定だった12製品を超えて、以下の実績を上げました。

- 汎用PLC対応: 2種類
- プラグイン接続確認: 14製品
- 全行程自動化: 倉庫業務全体への自動化設備対応を完了

YEデジタルは、倉庫業務のプラットフォームとしてWESを活用し、持続可能な物流を実現するために努力を続けています。今後も、顧客と共に未来の物流のあり方を探る姿勢を崩さず、多様なニーズに応えた機器の開発に取り組んでいくことでしょう。

まとめ

YEデジタルの「MMLogiStation」は、倉庫自動化において新たな基準を打ち立てました。全工程の自動化を2年前倒しで達成したことは、業界にとっても大きな意義を持つと言えるでしょう。これからの物流の未来に向けて、YEデジタルの動向に注目が集まります。積極的なデータ活用とともに、持続可能な社会の実現に向けた挑戦が今後どのように展開されていくのか、期待が高まります。