北星ゴム工業がハンモックの情報セキュリティ対策を導入

北星ゴム工業が「ヒト」を基とする情報セキュリティ対策を強化

北星ゴム工業株式会社が、法人向けソフトウェアを提供する株式会社ハンモックの情報セキュリティ対策「AssetView Cloud ＋」を導入したことが発表されました。この取り組みは、会社が抱える情報セキュリティの課題を解決し、安全性を高めることを目的としています。

導入の動機と背景

富山県黒部市に本社を構える北星ゴム工業は、1930年から自動車部品や建材用の製品を手がけてきた伝統あるメーカーです。強力な品質管理体制と技術力で知られ、社員が働きやすい環境作りにも力を入れています。しかし、これまでIT資産の管理専任者がいなかったため、各部署で行われていた資産情報の管理が煩雑でした。特に、未管理のPCが残ることがセキュリティリスクにつながっていることが課題とされていました。

2023年8月にはDX推進部が新設され、IT資産管理が正式な業務として位置付けられる一方、自工会におけるガイドラインへの対応も迫られてきました。このような背景から、効率的な資産の把握と管理が急務とされ、クラウド型ソリューションの導入が決定されたのです。

「AssetView Cloud ＋」の導入とは

「AssetView Cloud ＋」は、IT資産を「ヒト」を起点に一元的に管理する画期的なクラウドソリューションです。端末とユーザー情報が一つに紐づけられているため、誰がどの端末を使用しているかが一目瞭然です。特に、複数の拠点に端末が分散している企業にとっても、運用が容易になる点が特徴です。
さらに、管理対象の端末やネットワーク機器を自動で検知し、インストール漏れを防止する機能も含まれており、トラブルの未然防止に役立つことでしょう。

このツールは、監査機関からのリクエストにも迅速に対応できるよう設計されているため、運用の効率も向上します。リアルタイムで不正PCを検知し、即座に遮断する機能により、ガイドラインの遵守と情報漏洩リスクの低減を図っています。

社会に求められるセキュリティ強化

近年、企業における情報漏洩やサイバーセキュリティの重要性が増している中、北星ゴム工業がこの取り組みを行うことで、同社の技術力や信頼性は一層向上することが期待されます。

北星ゴム工業株式会社は、今後も「品質・コスト・人材のバランスが良い経営」に基づき、製品の成長と社員の働きやすい環境作りに取り組む姿勢を貫くことでしょう。今後の取り組みや、その結果がどのように業界にも影響を与えていくのか、大きな注目が集まります。