Industry Alphaが新型AMR「Kaghelo」第4世代モデルを2025年に発表！

Industry Alphaが新型AMR「Kaghelo」第4世代モデルを発表！

2025年1月、Industry Alpha株式会社が日本初の和製AMR（自律走行ロボット）「Kaghelo」の第4世代モデルをリリースすることを発表しました。本モデルは、工場・倉庫におけるスマート化を図るもので、特に重量物の搬送作業に最適です。

深刻化する労働力不足への対応

製造業や物流業界では、労働力不足が深刻化する中、自動化の需要が高まっています。これまではロボットアームなどが直接的な製造行程に利用されてきましたが、間接工程の自動化は遅れをとっています。特に、重量物の搬送は作業者を確保することが難しくなっているため、スムーズな自動搬送が必要とされています。

「Kaghelo」は、狭い通路や限られたスペースでも運行可能なコンパクトさと、高さ185mmの低床設計が特徴です。これにより、重量物を持ち運ぶ際の負担を軽減し、現場での高い評価を得ています。また、搬送物の種類や重量が増加する中での安全性向上にも努めています。

第4世代の主な改良点

新しい第4世代の「Kaghelo」は、以下のような改良点を備えています。

1. リフトアップ機構の搭載
縦横方向の揺れに対しての耐性が強化され、さまざまな搬送物への安定性が実現。

2. 基本性能の強化
LiDARセンサーを用いた停止機能を冗長化し、安全性を向上。さらに、停止系を制御する基板もアップグレードされています。

3. LPWA通信への対応
少ないアクセスポイントでの運用が可能で、長距離通信にも対応。これにより、現場ごとの通信方法に柔軟に対応できます。

確かな基本性能

「Kaghelo」は、500kgと1000kgの2つのモデルを展開しています。また、隙間の狭いカゴ台車にもしっかりと対応できる低床設計が施されており、360度センシング機能によって周囲の状況を常に把握します。さらに、群制御や周辺機器との連携を可能にするAlpha-FMSとの接続が評価されています。

今後の展開

Industry Alphaは、「Kaghelo」を通じて日本の製造・物流業界における自動化と省人化に貢献していく意向です。第4世代モデルの発表を皮切りに、製造現場へのさらなる導入を進め、現場のニーズに応えた改良を続けていくでしょう。これにより、より効率的で安全な作業環境を実現することを目指しています。

今後の動向に大いに注目です。