関西初、デイブレイクの特殊冷凍機テストルームが誕生

デイブレイクが関西に特殊冷凍テストルームを開設

特殊冷凍テクノロジーを駆使した高品質な冷凍商品の開発を手掛けるデイブレイク株式会社が、兵庫県伊丹市に関西エリア初の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」のテストルームをオープンしました。この拠点は、全国に広がる凍結テストルームのうち、4つ目の施設としての役割を果たしています。

関西テストルームの特徴

この新しいテストルームでは、調理から解凍まで一連のプロセスを最新設備を使って体験できます。卓越した冷凍・加熱・保管・解凍技術を体感する場として、間違いなく注目を集めることでしょう。テストルームには、デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」に加え、RATIONAL製のスチームコンベクションオーブンや真空包装機、超低温ストッカー、ステップ解凍機といった最先端の機器が揃っています。

さらに、ここでは実際のオペレーションを想定し、一連の調理から冷凍、保管、解凍までを体験できる実演を行う予定です。デイブレイクは、この施設を通じて、特殊冷凍食品の美味しい提供方法を提案し、イベントやワークショップも開催する計画です。

テストルームのアクセスと利用方法

関西テストルームの所在地は、兵庫県伊丹市北河原3丁目1-77のシェルパ伊丹工場内です。完全予約制となっており、利用希望者はデイブレイクに電話で問い合わせる必要があります。

利用者が体験できる内容

- 凍結・解凍テスト：冷凍したい食材や料理を実際に冷凍機で凍結・解凍が可能です。さらに、現場を想定した調理も実施できます。
- 試食：実際に凍結・解凍した商品の試食を通じとれたての鮮度を再現していることを実感できる機会が提供されます。
- レシピ提案：デイブレイクが持つ研究データを元に、食材に合わせたレシピ開発や前処理、解凍方法についての提案が受けられます。

関西エリアでの「アートロックフリーザー」の導入状況

関西エリアでの「アートロックフリーザー」の導入台数は急速に増加しており、2年前からは約5.5倍に達しました。関西万博を視野に入れた需要拡大により、飲食店や食品製造業においても導入が進んでいます。

- 泉州屋：青果卸売業を展開する株式会社泉州屋は、冷凍加工事業の拡大に向けてアートロックフリーザーを導入。特に、シャインマスカットなどの鮮度維持に成功しており、今後は冷凍スイーツのOEM製造に注力する見込みです。
- 岡山フードサービス：この企業は、計画生産体制を構築することで人手不足の解消を目指し、アートロックフリーザーを取り入れました。多様な加工食品が求められる中、食材の良さを生かした製品作りが評価されています。
- 泉州漁港食堂きくのや：2024年にオープン予定のこの店舗は、新鮮な生シラスを安定して提供するためにアートロックフリーザーを導入し、漁港の魅力を再現します。