新入社員の価値観
2025-06-05 11:54:55

2025年度新入社員の仕事に対する価値観と意識の変化

2025年度新入社員の仕事に対する価値観と意識の変化



2025年度に入社した新入社員を対象にした意識調査の結果が発表され、仕事に対する価値観や働き方についての特徴が浮かび上がりました。

背景


新型コロナウイルスの影響が収まる中で就職活動を行った2025年度の新入社員は、前向きな意欲を持って社会人生活をスタートさせています。今回の調査では、彼らが「この会社で頑張ろう!」と感じている割合が99%に達するなど、高いモチベーションが見られました。しかし、果たしてその中身はどうなっているのでしょうか?

安定した生活を送りたいという意識


調査の結果、新入社員が仕事を通じて成し遂げたいこととして「安定した生活を送りたい」と回答した割合は65.6%に上り、過去最高の水準となりました。一方で「自分を成長させたい」との回答は50.1%で過去最低を記録しています。これらの結果は、新入社員が安定を求める傾向が強まり、自身の成長よりも生活の安定を重視していることを示しています。

取り組みたい仕事の傾向


今後の取り組みたい仕事の価値観については、「楽しくてやりがいのある仕事」が69.1%で最も人気があり、次いで「自身の成長につながる仕事」が41.4%と続きます。このデータからも、彼らが仕事に求める価値が「やりがい」にシフトしていることが明らかです。
また、「楽しく取り組める仕事」を望む新入社員も35.3%と多く、楽しさが働く上での重要な要素と考えられています。

働き方の変化


働き方に関する調査では、44.6%の新入社員が「定時に帰りたい」と回答。この数値は11年前のデータと比較しても明显に増加しています。年々、多くの新入社員がワークライフバランスを重視していることが反映されており、仕事における時間の使い方にも変化が見られています。特に「仕事とプライベート優先」との回答が最大となり、プライベートを重視する人が増えていることがうかがえます。

対人関係の特性


新入社員の対人関係においても、興味深い結果がありました。「人に頼まれたら断れない」とする回答が過去最高となり、これもコロナ禍でのコミュニケーションが影響しているかもしれません。新入社員が自分の意見を言えず、頼みを断るのが苦手になっている様子が見受けられます。

悩むときの行動


悩んだ際の行動については、46.2%が「自分でじっくり解決策を考える」と答え、直接人に相談するよりも自分の中で解決しようとする傾向が強いことが分かりました。しかしながら、「解決できないままため込んでしまう」とする回答も増えており、メンタル的な負担を感じている新入社員も多いことが考えられます。

まとめ


今回の調査結果を通じて、2025年度の新入社員は安定した生活を望む一方で、楽しくやりがいのある仕事を重視する傾向が強まっていることがわかりました。時代の変化やコロナ禍の影響を受け、新入社員の価値観が大きく変わっていることが明らかです。従来の成長志向が低下しているのは少々気になる点ですが、これからの働き方や職場環境の構築においては、彼らの求める価値に合わせたアプローチが求められるでしょう。新しい世代のニーズを理解し、適切に対処することで、よりよい職場作りが期待されます。


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