新たなダイニングシーンを創造する「1 Hotel Tokyo」
2026年3月上旬、東京都港区にある「1 Hotel Tokyo」がオープンします。ホスピタリティ業界で著名なバリー・スタンリヒトが設立したこのホテルは、サステナブルラグジュアリーの理念を基にした新たな宿泊体験を提供します。特に注目すべきは、館内に新たにオープンするレストラン「NiNi」と、その隣に位置するドリンクバー「Spotted Stone」です。
南仏と日本の感性を融合させた「NiNi」
「NiNi」は、南フランス・リヴィエラと日本の文化を融合させたコンテンポラリーダイニングで、ヘッドシェフにはニコ・ポリカーピオが名を連ねています。このレストランでは、リヴィエラ特有の開放感と、複雑な日本の食文化、その洗練された技を新たに解釈した料理が楽しめます。特に南仏のハーブやオリーブオイルをはじめ、新鮮な魚介類を素材にした料理が特徴です。
レストランのメニューは、季節に応じて変化し、素材の持つ味を大切にしたシンプルな構成が特徴です。代表的な一品には「ヤリイカのファルシ」があり、ルッコラやハーブと共に塩漬けレモンのジャム、ハリッサソースで仕上げられています。また、メインダイニングでは100席以上のパノラマビューを堪能しながら、特別な時間を過ごせる設計がなされています。
多彩なメニューとサステナビリティへの取り組み
メニューは、マグロのタルタルや蛤の一皿など、南仏と日本の海の恵みを融合させた料理が用意されています。さらに、全てのパスタは自家製というこだわり。料理に使用する食材は、持続可能な方法で調達されたもので、熊本県産のみやび鮪や但馬経産和牛などが使われ、環境に配慮した調理法が採用されています。デザートは季節の果物を盛り込んだもので、和紅茶のシロップを使った「ババ」など多彩なスイーツが提供されます。
洗練されたバー「Spotted Stone」
一方、「Spotted Stone」は、クラフトジンをメインにした全く新しいバー体験を提供します。このバーでは、日本各地の50種類以上のクラフトジンを取り扱っており、日本の蒸留文化に光を当てることを目的としています。ジンのボトルにはそれぞれ異なるストーリーが宿っており、その多様性を楽しむことができます。
また、「Spotted Stone」では、落ち着いた雰囲気の中で、音楽やミクソロジーを通じて進化するナイトシーンを体験できます。DJイベントやカクテルの特別メニューなど、多彩なプログラムが用意されており、単なる飲み物を楽しむ場から人々が集まる目的地としての役割を果たしています。
近隣住民にも愛される「Neighbors Café」
「1 Hotel Tokyo」には、テイクアウト専門のカフェ「Neighbors Café」もあり、そこでは職人が淹れるコーヒーやオーガニック抹茶、さらには地元のスモールビジネスの商品なども取り扱います。旅行や仕事の合間に気軽に立ち寄れる空間が用意されています。
サステナビリティと未来の料理体験
「1 Hotel Tokyo」が描くサステナリティの理念は、単に環境に配慮した食材を使うことにとどまらない、持続可能な農業や地域の職人技を活かす取り組みにも力を入れています。こうした地域に根ざした選択が料理に深みを与えるのです。
「1 Hotel Tokyo」は都市の中心にありながら、自然を感じる空間を提供し、訪れることが楽しみな施設となることでしょう。宿泊客が特別な体験を通じて持ち帰る思い出が、さらに多くの人々に愛されることを目指しています。オープンは2026年ですが、そのビジョンはすでに感じられます。