「好き」を仕事にする新しいスタイルを探求するイベントレポート
2026年3月17日(火)、渋谷を拠点とするNewMe株式会社が、ユナイテッドアローズが展開するUNITED ARROWS green label relaxing(以下GLR)との共催で「“好き”を仕事にするリアル」と題したイベントを開催しました。会場は、ユナイテッドアローズの新社屋のプレスルームで、最新シーズンのアイテムが並ぶ特別な空間となっていました。さまざまな職種で活躍するGLRのゲストを迎え、仕事のリアルを探るトークセッションが展開されました。
イベントの概要
イベントには、ウィメンズ商品部のブランドディレクター田中安由美氏、販売部の課長板東翔子氏、ルミネ横浜店のスタッフ山下彩花氏が登壇。モデレーターはNewMe CCOの笹川友里氏が務めました。まず、2026年春夏の新作を通じて、働く女性向けのスタイリングやトレンドを紹介し、その後「好き」を仕事にすることの意味を語る場面がありました。
GLRの成り立ちと進化
田中氏は、自身が携わるGLRブランドの成り立ちについて話しました。1989年に創業したユナイテッドアローズ社は、1999年にGLRを立ち上げ、現在では全国に約90店舗を展開し、さらに海外にも進出しています。彼女は、設立当初からのブランド哲学として「多様なライフスタイルの中でも、洋服を楽しむ心に応えたい」という思いを述べました。
ブランドを作り上げる多様な仕事
板東氏は「ブランドをつくる11の仕事」と題し、どのように異なる部門が連携してGLRを形成しているのかを説明しました。販売員はお客様と直接接する中で得たフィードバックを商品開発チームに提供し、より良い商品づくりへとつなげる重要な役割を果たしています。彼女の発言は、商品を届けるだけでなく、リアルな声を次の創作へ生かすことの大切さを強調しました。
働く女性のニーズに応えるスタイリング提案
イベントでは、働く女性の「仕事とプライベートで着回せる服が欲しい」というニーズに応えるスタイリング提案も行われました。田中氏が紹介したのは、GLRの定番「Greed(グリード)シリーズ」のセットアップ。オフィスで使えるだけでなく、休日にも気軽に着こなせる、機能的かつ美しいデザインが魅力的です。また、新色のブルーグレーが紹介され、オーバーサイズで羽織ることで生まれる抜け感が提案されました。
春夏のトレンド「白」と「レース」
2026年春夏のトレンドとして、「白」と「レース」が挙げられました。田中氏は、ブランドのコンセプトを「LUCLASSICS」とし、乙女心と自立した女性の姿を表現したいと語りました。特に、ニュアンス感のある白いレースワンピースは、大人の女性にも似合うデザインで、仕事服に季節感を加えるスタイリングとして提案されました。
共通する価値観とキャリアの乗り越え
後半ではパネルディスカッションが行われ、「好き」を仕事にすることのやりがいと難しさ、そしてキャリアにおける転機にまつわるエピソードが語られました。板東氏は、多様な職種がある一方で、「服が好き」という思いがGLR全体を貫いていると強調しました。田中氏は、ブランドディレクターとしての役割の面白さについて語り、商品一点一点だけでなく、全体の空気感をつかむことがやりがいであるとしました。
転機と向き合う姿勢
キャリアの中で直面した壁についても、個々の立場から率直な意見が交わされました。板東氏は、若さからくる偏見に直面しながらも、努力を結果につなげる姿勢を貫いた経験を振り返りました。さらに、田中氏は、コロナ禍での困難を乗り越えるために、商品づくりの原点に立ち返ることが大切であったと語り、山下氏はお客様との接客を通じて得られる喜びを強調しました。
イベントの総括
最後に、共通する思いが「好き」を自分のためだけでなく、他者の役に立つために仕事にしているという点が述べられ、参加者全員が感じたことは、誠実に仕事を続ける姿勢がGLRの魅力を支えているというものでした。イベント後には軽食を囲み、登壇者と参加者との交流も生まれ、温かな雰囲気の中で終了しました。今後もNewMeは、働く女性が自分らしい選択肢を広げる機会を提供していくことを目指しています。