三菱HCキャピタルが「レンタル移籍」をスタート
三菱HCキャピタル株式会社が、期間を定めて他社で働く「レンタル移籍」を導入しました。この制度は、企業人材が元の組織を離れずに、新しいビジネスモデルを持つ会社で実務を積むことができます。2023年4月から始まり、最初の3名がすでに移籍に参加しています。
新たなビジネスモデルへの挑戦
この「レンタル移籍」の導入は、三菱HCキャピタルが抱えるシステムの中で期待されるイノベーター人材の育成を目的としています。企業が新規事業を創出するためには、従来の業務を超える視点が重要です。人事部長の藤平和伸氏は、「普段の業務では得られない価値観や視点に触れることができます」と述べ、移籍者には新たな経験を通じて広い視野と柔軟な発想力を身につけ、組織をリードできる人材に成長してもらいたいと考えています。
レンタル移籍者の紹介
現在、「レンタル移籍」に参加しているのは以下の3名です:
- - 山口拓実さん(33歳) 移籍先:将来宇宙輸送システム株式会社
- - 齊藤朋貴さん(32歳) 移籍先:エフバイタル株式会社
- - 前田雄紀さん(30歳) 移籍先:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
それぞれの移籍先で、異なるビジネスモデルや環境での経験を積む彼らは、三菱HCキャピタルに新しい風を吹き込むことが期待されています。
企業の使命としての人材育成
三菱HCキャピタルは「10年後のありたい姿」の実現に向けて、従来事業の枠を超えた変革を志向しています。このレンタル移籍は、その実現には不可欠な取り組みの一つです。新たなビジネスへの挑戦やスピード感のある意思決定を体験する機会を通じて、移籍者はまさに次世代のリーダーとなることを目指します。
組織の多様性を生かした取り組み
ローンディールは、レンタル移籍を通じてイノベーションを推進し、多様性を生かした組織作りを進めています。これにより、一人一人が境界を越えて刺激し合い、挑戦の波が広がる社会の実現を目指しています。
セミナーの開催について
さらに、ローンディールでは「越境経験による成長と導入効果」をテーマにしたオンラインセミナーを開催します。期間は5月28日から6月11日までの全3回で、実際に越境を経験した社員や導入の担当者が登壇し、リアルな事例や効果について詳しく解説します。
詳細情報はローンディールの公式ウェブサイトをご覧ください。
企業について
ローンディールは「越境」をコンセプトに、企業の人事・組織課題に応じた複数のプログラムを展開しています。設立以来、多くの企業に対して人材育成とイノベーション創出を支援しており、今後も様々な取り組みを通じて社会への貢献を目指していくことでしょう。