能登の復興ものづくり
2025-01-29 11:33:46

能登の伝統工芸が日本橋三越に集結!復興とものづくりの未来をひらく

昨年の能登半島地震から一年が経過し、地域は復興へと進み始めています。その中で、能登の職人たちが手掛ける伝統工芸品の展示会「未来につなぐ能登のものづくり」が、日本橋三越本店で開催されます。このイベントは2月26日から3月4日まで行われ、新作をはじめとするさまざまな工芸品が一堂に紹介されます。

昨年の震災後、能登には多くの困難が待ち受けていました。しかし、職人たちは勇気を持って立ち上がり、新しいものづくりへと挑戦しています。本展は、能登の工芸の復興を象徴するものになればと願っており、来場者に能登の魅力を存分に伝える機会です。

震災後の創造力


能登の伝統工芸品の中でも、特に有名な輪島塗と珠洲焼が確認されています。輪島塗は、上質な漆器として広く知られ、約800点以上の作品が展示予定です。珠洲焼は、震災により甚大な打撃を受けたものの、職人たちは共同で新しい窯を立ち上げ、約50点の新作を発表します。

これらの作品は、職人たちの創意と誇りが込められており、観覧者に深い感動を与えることは間違いありません。また、現地から約15名の職人も来場し、彼らの制作過程や物づくりへの情熱を直接聞くことができる貴重な機会です。

輪島塗の技術


輪島塗はその約1000年の歴史を誇り、日本の重要無形文化財にも指定されています。その美しい装飾や堅牢な品質は、一つ一つの作品に宿る技術の賜物です。特に蒔絵や沈金といった技法は、漆器に奥深い美しさを与えています。これらの技術を駆使した作品は、いずれも一品限りの特別なもので、例えば古込和孝の乾漆香炉「秋草」は、550万円という価格がつけられています。

珠洲焼の伝統


一方、珠洲焼は平安時代末期から始まった陶器で、幻の古窯としても知られています。1979年の再興を経て、現在もその技術が受け継がれています。珠洲焼の特徴は、酸欠状態で焼成され、黒く発色することです。中島大河の作品など、駆使された技術をぜひ体験してみてください。

特別なイベント


また、3月1日には北法相宗の森清範師による揮毫デモンストレーションが行われます。「共生」というテーマで、職人たちの想いや震災の経験が織り交ぜられたこのイベントは、参加無料で観覧券が配布されます。

さらに、3月2日には輪島の高校生による和太鼓の演奏会が開催され、名曲が響き渡ることでしょう。このイベントは、地域の伝統を次世代に伝える貴重な機会です。

まとめ


「未来につなぐ能登のものづくり」展は、能登の復興への歩みを感じると共に、伝統工芸の美しさを再認識する素晴らしい機会です。震災の影響を超え、明るい未来へと向かう能登の職人たちの情熱をぜひお楽しみください。従来の美しさと新しい創造性が融合したこの展覧会は、観覧者にとっての貴重な体験となるでしょう。何卒ご来場をお待ちしております。


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