都立明治公園での新たな試み『字幕のある公園』
11月15日から12月7日まで、東京の中心に位置する都立明治公園で開催される『字幕のある公園』が注目を集めています。このイベントは、聴覚障がいや言語の違いを超えて、さまざまな人がコミュニケーションを楽しむことができる実験的な場所となります。この取り組みは、東京建物株式会社といった企業が参加するコンソーシアムが運営し、YYSystemと連携して進められています。
イベントの背景とYYSystemの役割
『字幕のある公園』は、東京2025デフリンピックのトータルサポートメンバーであるYYSystemが主催する『世界に字幕を添える展in東京』と連携しています。このキャンペーンの目的は、聴覚の違いや言語バリアを乗り越え、誰もが気軽にコミュニケーションを楽しむことできる環境を創出することです。YYSystemは、主に聴覚障がいの方に向けて、音や声を可視化するアプリケーションで、特に騒がしい場所でも高精度な音声認識を実現しています。たとえば、31言語に対応したリアルタイム翻訳機能を装備し、さまざまなシーンでの意思疎通をサポートします。
イベント詳細と参加店舗
開催期間中の11月15日から12月7日まで、都立明治公園内の各店舗にYYSystemが導入され、音声フレーズの字幕化を行います。公園内には、以下の店舗が参加予定です:
- - TOTOPA 都立明治公園(リラクゼーション施設)
- - BLUE SIX COFFEE(カフェレストラン)
- - natuRe Tokyo(レストラン)
また、期間中に設置店舗が増える可能性もあり、多くの方が訪れることで新しい情報が得られます。特に、音聲や言語の違いを越えたコミュニケーションが実現する店舗が、安心して利用できる環境を提供します。
11月22日の特別イベント
特筆すべきは、11月22日の特別イベント『わいわいフレンズを探せ!』です。この日には、ろう者インフルエンサーの吉田まりさんや、手話ユニット・Land Heyさんなど多様な出演者が公園内に登場します。参加者は、指定された「わいわいフレンズ」を探し出し、条件をクリアすることで限定グッズや特典を手に入れることができます。聞こえ方や言語が違う人々が互いに楽しみながらコミュニケーションを深めるチャンスです。
参加方法とアクセス情報
『字幕のある公園』の参加は無料ですが、会場内の飲食店やキッチンカーの利用は有料となります。イベントは毎日10:00から18:00の間に行われますが、特別イベントは11月22日のみ行われます。会場へのアクセスは、都営大江戸線の国立競技場駅から徒歩9分、JR総武線の千駄ヶ谷駅から徒歩10分など、複数のルートがありますので、ぜひ訪れてみてください。
詳細情報は、
公式サイトで確認できます。『字幕のある公園』で、新しいコミュニケーションの形を体感してみませんか?