新技術「LogiRiSM」
2026-03-12 13:53:52

日立が物流センターのAI革命を加速する新技術「LogiRiSM」を発表

日立が進化させる物流センターのAI技術「LogiRiSM」



株式会社日立製作所は、最新の搬送計画最適化AIエンジン「LogiRiSM(ロジリズム)」を発表しました。この革新的な技術は、物流センター全体のマテハン機器をフィジカルAIへ進化させることを目的にしています。日立は、主に小売業・流通業に向けたこの新しいエンジンを通じて、物流業務の生産性向上を実現することを目指しています。

「LogiRiSM」の基本理念と機能


「LogiRiSM」は、自動倉庫、中量棚、パレット、AGV(無人搬送車)など、多様なマテハン機器の状況をリアルタイムで把握し、それらを連携させることで効率的な搬送計画を自動で立案することができます。これによって、従来のシステムに比べて約4倍の生産性向上を見込むことができるのです。

特に注目すべきは、在庫が入った棚やコンテナを作業者の元へ自動で搬送する「Goods to Person(GTP)」方式に加えて、注文ごとの集品箱をAGVに載せて作業者の元へ届ける「Order to Person(OTP)」方式を採用している点です。この新たな方式によって、作業者が歩くことや荷合わせ作業を大幅に削減し、より効率的に業務を進めることが可能となります。

AIによるリアルタイム制御とトータルピッキング


日立が独自に開発したAI最適化エンジンは、オーダーの投入順序やAGVの搬送ルートをリアルタイムで制御します。この技術により、商品の搬送タイミングや作業者の手待ち時間を最小化し、設備の稼働率を最大限に引き上げます。

また、一つの棚から複数のオーダーを同時にピッキングできる「トータルピッキング」機能を導入しています。これにより、作業者は効率的に商品を集めることができ、搬送回数を減少させることができるため、自動倉庫の規模の最小化や低能力モデルの導入も容易になります。

柔軟性と拡張性の高いレイアウト


日立の「LogiRiSM」は、固定設備への依存を減らし、自由度の高いAGV主体の搬送により、柔軟なレイアウトを実現します。このため、事業環境や規模に応じて迅速にレイアウト変更が可能で、小規模から大規模のセンターまで幅広く対応できる点が大きな特徴です。

物流業界の課題解決への寄与


近年、物流業界では労働力不足や高齢化が進行している中で、効率化が求められています。また、EC市場の拡大に伴う多品種少量生産が一般的となり、倉庫内の仕分け作業は一層複雑化しております。そのため、日立はGTP方式に続いてAI技術の導入を進め、「LogiRiSM」を通じてさらなる作業効率化を実現することを目指しています。

このように、「LogiRiSM」は物流センターの効率性を大きく向上させる可能性を秘めた革新的な技術です。今後の物流業界におけるさらなる展開が期待されるところです。興味を持った方は、ぜひ日立の公式サイトをチェックし、詳細な情報を入手してください。

LogiRiSM 詳細情報
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