社会理解を促すショートドラマ『こもリアル』の公開
ひきこもり当事者や経験者のリアルな心の声を描いたショートドラマシリーズ『こもリアル』が、12月に公式YouTubeチャンネルで公開されました。この取り組みは、厚生労働省の「ひきこもりに関する地域社会に向けた広報事業」の一環として行われ、キャンペーン名は『ひきこもりVOICE STATION2025』です。
ヒットドラマの背後にある意図
演出家・宮本亞門さんの監修のもと、全6話からなるこのドラマは、全国のひきこもり当事者や経験者のエピソードを元にしています。多様性を認められない社会の中で、心の傷を抱える彼らの姿を描き出し、少しでも社会に理解を広げることがこのドラマの狙いです。実際には、146万人以上がひきこもり状態にあるとの調査結果もあります。
特徴的なエピソード
公開されたドラマには、母親の認知症をきっかけに社会とつながった男性や、オンラインゲームを通じて仲間と繋がった経験が紹介されています。特に、心の中で抱えている「自分には価値がない」という思いから、「ただ生きればいい」という気持ちに至るまでの道のりは、視聴者に深い共感を呼び起こします。演じる俳優の国仲涼子さんや田中要次さんが、家族の複雑な感情を伝えることで、より一層ドラマは深みを増しています。
ドラマラインナップ一覧
バーチャルアート展とのコラボレーション
また、同ドラマは「バーチャル!『‟HIKIKOMORI” ANYONE?他人事じゃないかも展』」でも上映されています。この展覧会では、さまざまなアート形式を通じて、当事者やその家族の声を広めることを目的としています。展覧会に登場する宮本亞門さんのアバター「サイバーAMON」が、来場者に向けて参加を呼びかける姿も注目されています。
多様なクリエイターたちが集まり、当事者の想いや経験を音楽や映像で表現することで、より深い理解が促される企画となっています。
展示内容の概要
- - ドキュメンタリー映像作品「ひきこもり人生ドラマ朗読劇」
- - 音楽映像作品「カレンダー/ 七桁ラピ調r」(ヒャダイン)
- - 漫画作品「とまった青春」(ひうらさとる)
- - 俳句フォト「ひきこもごも」(夏井いつき、百々新)
- - 現代アート作品「共鳴の宇宙」(池平徹兵)
- - 映像作品「VOICE PAINTING:家族の風景」(井澤由花子)
パルシステムの取り組み
このプロジェクトは、パルシステムが多様な立場にある人たちへの理解を広めるために、地域活動情報誌「のんびる」や情報メディア「KOKOCARA」を通じて行っています。今後もどんな状況に置かれる人々の声に耳を傾け、地域社会の暮らしやすさを向上させる活動を続ける方針です。詳しくは
KOKOCARAの公式サイト をご覧ください。
2025年に向けて
2025年は国際協同組合年です。この機会を通じて、ひきこもりに対する理解と偏見を無くすための活動が、一層広がることを期待しています。