量子政策セミナーの最新動向
2025年12月17日(水)、東京都千代田区の紀尾井フォーラムにて、内閣府、理化学研究所、そして産業技術総合研究所の専門家によるセミナー「量子政策と社会実装に向けた最新動向」が開催されます。このセミナーは、量子技術が持つ潜在能力を探り、今後の社会におけるその役割を明らかにすることを目的としています。
セミナーの主催者と講師
このイベントは、新社会システム総合研究所が公益財団法人 原総合知的通信システム基金の協力を得て行われます。講師陣には、内閣府の佐藤彰洋氏、理化学研究所の萬伸一氏、産業技術総合研究所の堀部雅弘氏が名を連ねており、それぞれの専門分野に基づいた講演が行われます。
プログラム詳細
セミナーは、午後2時から午後5時20分まで、以下の3つの講義を中心に進行します。
1. 量子技術が拓く未来社会と日本の戦略的エコシステム構築 (講師: 佐藤彰洋氏)
この講義では、量子技術が社会や経済、さらには安全保障に革命的な影響を与える可能性について語ります。また、日本政府の量子技術に関する政策や今後の展望、社会へのインパクトについても触れられます。
2. 理研超伝導量子コンピュータ運用と量子技術イノベーション拠点 (講師: 萬伸一氏)
理化学研究所が国産の初号機を用いて行っている量子コンピュータの運用事例が紹介され、量子技術の社会実装に向けた取り組みについて説明されます。
3. 量子ビジネスエコシステムの構築を目指したG-QuATのグローバル戦略 (講師: 堀部雅弘氏)
ここでは、量子技術を駆使した市場形成に必要な戦略や環境整備について議論されます。グローバルなネットワーク戦略や産業技術の重要性が強調されます。
受講方法
受講方法は、会場での参加のほか、オンラインでのライブ配信も用意されています。さらに、アーカイブ配信も実施されるため、参加者は都合の良い時間に視聴することができます。
参加の意義
このセミナーは、量子技術がもたらす社会的な変革を理解し、企業や研究機関の取り組みを参考にする絶好の機会です。参加希望者はぜひお早めに申し込みを検討してください。
詳細については、新社会システム総合研究所の公式サイトや事務局までお問い合わせください。次世代技術が切り拓く未来を共に学び、考える場として、多くの方々の参加を期待しています。