ビジュアルトレンド探索
2025-12-04 19:10:35

ゲッティイメージズ主催の「ブランド・コネクト Vol.2」で見えた新しいビジュアルトレンド

ゲッティイメージズ主催の「ブランド・コネクト Vol.2」で見えた新しいビジュアルトレンド



11月13日、東京で行われたマーケティングワークショップ「ブランド・コネクト Vol.2」は、ゲッティイメージズが主催した刮目すべきイベントです。このワークショップでは、最新のビジュアルトレンドや、消費者との信頼構築のためのマーケティング戦略について、非常に価値のある内容が提供されました。

並ぶトピックと興味深いスピーカー



この回のテーマは「ブランドが求めるコンテンツの動向と、消費者との信頼構築のためのチャンス」。スピーカーとしてゲッティイメージズのケイト・ルークと岸本紗奈が登壇し、コンテンツ制作におけるトレンドや、消費者のビジュアルに関する意識調査結果を紹介しました。特に、SOMPOホールディングスからのゲストスピーカーであるゴー・エイドリアン・ロビン氏による実際のブランド事例が、参加者にとって興味深い学びの源となりました。

カスタムコンテンツが示す最前線



ゲッティイメージズは、ブランドや広告代理店向けに独自のコンテンツ制作を行う「カスタムコンテンツ」を強化しています。このサービスにより、ブランドの独自性を必要な形で迅速に表現することが可能になり、リアルタイムで顧客のニーズを把握できます。特に、彼らが行った消費者ビジュアル調査「VisualGPS」では、多様性と真正性の重要性が浮き彫りになりました。

多様性と真正性が鍵



多くのブランドが求めるのは、「多様な人物描写」です。95%のブランドが人物を撮影に取り入れたいと望んでおり、その大半が多様性のある描写を重視しています。この調査からも、リアリティや信頼性を伝えるためには、人々や環境の自然な姿を重視したビジュアルが重要であることが明確になりました。

ポジティブなトーンとつながりの強調



さらに、7割のブランドがポジティブなトーンのビジュアルを求めており、人と人とのつながりを描写することが求められています。日常生活の中での感情的なつながりを可視化することは、消費者にとって安心感をもたらし、ブランドとの関係を深める要因となります。

サステナビリティとウェルネスの重要性



消費者が最も関心を寄せているテーマとして浮かび上がったのは「ウェルネス」と「サステナビリティ」です。消費者は日常の小さな喜びを求めており、物語性のある表現が期待されています。しかし、ブランド側の配慮はまだ不十分で、サステナビリティを反映したコンテンツは35%に過ぎないとの結果も見受けられました。この点は、今後さらに強化されるべき重要な課題です。

映像コンテンツのエンゲージメント



興味深いことに、「映像」のフォーマットは、消費者とのエンゲージメントを高めるために特に有効ですが、現在まだ十分に活用されていない様子です。調査では、動画がエンゲージメントを高めるために最も効果的であると示されています。製品の実演や感情に訴えかけるストーリーテリングにおいて、映像の使用は将来的にますます重要視されるでしょう。

SOMPOの事例から見るビジュアル戦略



ゴー・エイドリアン・ロビン氏は、SOMPOホールディングスの新たなブランディング戦略について言及しました。コーポレートビデオの刷新を通じて、彼のチームはより良いビジュアル表現を追求しています。許可や素材探しの手間を軽減できるカスタムコンテンツを導入し、自然な表現を実現した点が特に印象的でした。

結論として



「ブランド・コネクト Vol.2」は、単なるワークショップにとどまらず、業界の未来やトレンドに対する深い洞察が得られる貴重な機会となりました。ブランドの価値向上を図るために、視覚コンテンツの効果を最大限に引き出すための知恵を共有する場として、今後も定期的に開催されることが期待されます。これからも、ビジュアルマーケティングの分野での新しい潮流にご注目ください。


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