日野市が潜在保育士確保に向けた実証実験をスタート！

日野市が保育人材不足解消に向けた新たな取り組みを開始

近年、全国的に保育人材の不足が深刻な問題となっています。特に都市部においては、急速な人口増加に伴い、保育士を求める需要が増加し続けています。こうした中、東京都日野市が新たに「潜在保育士確保に向けた実態調査・実証実験」を開始することが発表されました。この取り組みは、エンパワー・サポート株式会社との連携によるもので、実際に潜在保育士の雇用に踏み出すことで、地域の保育人材確保を目指しています。

取り組みの背景と目的

エンパワー・サポート株式会社は、以前より石川県や富山県において保育士と保育園をつなぐマッチングサービス「ちょこっとほいく！」を展開。現在は大阪府枚方市にて実証実験を実施していますが、東京都内での試みは日野市が初となります。このような民間企業の知識やノウハウを活用し、保育人材の確保を進めることが今回の実証実験の主要な目的です。

実施概要

今回の取り組みに関する連携協定締結式は、令和7年5月29日（木）11:15より日野市役所4階庁議室にて開催されます。出席者には、エンパワー・サポートの代表取締役社長、高井新司氏、日野市市長の古賀壮志氏をはじめとする関係者が揃い、新しい試みのスタートを祝います。会見への参加は申し込み不要で、直接会場に足を運ぶことができます。参加者は受付で名刺の提出が求められます。

なぜ今この取り組みが必要か

国全体で注目されている保育人材不足の問題は、育ち盛りの子どもたちにとっても、大人たちの働き方や生活の質にも直結する重要な課題です。日野市としても、保育士の確保は何より急務であり、地域に根ざした施策を進めていく重要性を感じています。今回の実験が成功すれば、その成果をもとにさらなる保育士雇用の促進や、地域全体での子育て支援の向上につなげていくことが期待されています。