高校生の挑戦!次世代型神社文化アプリ「Kamimi」
高校2年生の森田麻位さんが開発したアプリ「Kamimi」は、神社文化を未来に繋ぐ革新的な取り組みとして注目を集めています。このアプリは、神社参拝と「推し活」を融合させ、若者に親しみやすい形で神社の魅力を伝えることを目的としています。
次世代型参拝体験の提供
「Kamimi」は、実際に訪れた神社に祀られた神様をイラスト化し、それらをキャラクターとして扱うことで、ユーザーは新たな楽しみを見出すことができます。これにより、神社の歴史や文化を学びながら、参拝をよりライトに体験できるように設計されています。また、参拝作法や神様に関する情報も分かりやすくまとめられ、多言語対応機能も備わっているため、外国人観光客にも利用しやすい設計となっています。
地元経済の活性化も狙う
さらに「Kamimi」は、地域活性化の一環として、地元の店舗との連携も進めています。アプリ内で商品を購入すると「Kamimiポイント」が貯まる仕組みを導入しており、これにより地域経済の循環を促す狙いがあります。このアプローチにより、神社文化の持続可能性を高めるとともに、地元の商業活動にも貢献しています。
神社が直面する現実
現在、日本では年間約100社もの神社が消滅しており、2040年頃には40%が消えると予測されています。これは後継者不足や参拝者数の減少、特に若者層の宗教離れが大きな要因とされています。このような厳しい現実を受けて森田さんは、「若者に神社文化を分かりやすく伝える方法が必要だ」と考え、「Kamimi」の開発に乗り出しました。
開発の背景
森田さんは小学生の頃から神社巡りに親しんでおり、「日本らしさ」を感じていたのですが、その魅力を友人たちに伝えると、「難しそう」「興味がない」と言われることが多く、若者にとっての神社文化の魅力を伝える手段が不足していると感じていました。これを克服するために、IT専門学校での学びを活かし、「Kamimi」を立ち上げたのです。
未来を見据えた挑戦
「Kamimi」の参加が決まった第14回ウーマンズビジネスグランプリ2025 in 品川では、1300人以上の観衆を前に独自の提案を発表する機会を手にし、さらなる進化に向けた足掛かりとしています。若者や外国人にも親しまれる神社文化を築くことを目指す彼女の挑戦に、注目が集まっています。
イベントの詳細
ウーマンズビジネスグランプリは、女性のビジネスや起業を支援するためのイベントであり、今回のファイナルは2025年2月23日(曜日)に品川区立五反田産業文化施設で開催されます。このイベントには、起業家やビジネスに興味を持つ方が集まる予定ですので、興味のある方は是非足を運んでみてください。
彼女の挑戦は、新たな神社文化の風を巻き起こすことに期待が寄せられています。今後「Kamimi」に何が待ち受けているのか、目が離せません!