medicalforceの特許
2025-08-04 10:58:13

新たなクリニック業務の形を作る「medicalforce」の特許技術とは

メディカルフォースが提案する新しいクリニック業務の形



業務のデジタル化が進む中、医療現場でもその必要性が高まっています。株式会社メディカルフォースが提供する「medicalforce」は、クリニック向けのオールインワンSaaSとして、医療従事者の日常業務をサポートしています。この度、モバイルメッセージングアプリLINEとの連携に関する2件の特許を取得したことが発表されました。これにより、患者とのコミュニケーションが一層円滑に進むことが期待されています。

1. 取得した2つの特許技術



メディカルフォースが取得した特許は、以下の2つの情報処理技術です。

1.1 患者様の氏名とLINEアカウント名を同時表示する特許(特許第7701092号)



従来、多くの医療機関で使用されている電子カルテとLINEの連携において、患者様の氏名が確認できないという課題がありました。これにより、患者様のアカウント名だけでやり取りを進めるため、確認作業が煩雑になりがちでした。新しい技術では、カルテ画面において患者様の名前とLINEアカウント名を同時に表示できるため、医療従事者は迅速かつ正確に患者様を特定できるようになります。

これにより、医師や看護師が患者情報を即座に把握しやすくなり、引き継ぎや情報共有が効率化します。結果として、質の高いサービス提供が可能となり、医療現場の業務負担が軽減されます。

1.2 スタッフの返信を可視化する特許(特許第7714262号)



もう一つの特許技術は、クリニックの公式アカウントを介して行われたやりとりにおいて、「どのスタッフが返信したのか」をカルテ画面で簡単に識別できる機能です。複数のスタッフが患者様に対応する場合、返信の特定が難しく、誤った引き継ぎや対応遅延が発生することがあります。この技術は、返信対応を行ったスタッフを明確に識別することで、そのようなリスクを軽減します。

さらに、患者様ごとのコミュニケーション履歴と診療情報の一元管理が実現されることで、医療機関でのチーム医療やサービス品質の向上に寄与します。

2. メディカルフォースの展望



この特許技術により、medicalforceは単なる電子カルテの枠を超え、現場のニーズに即したサービスを提供しています。開発責任者である畠中翔一CEOは、「患者様とのコミュニケーションは、医療の質や信頼関係に直結する重要な部門である」とコメント。現場の声をもとに機能を改善し続けることで、さらなる価値を提供していくといいます。

「medicalforce」の取り組みは、単なるデジタル化にとどまらず、医療現場での実践的な改善に寄与することを目指しています。最近では、全国約600のクリニックで導入されており、主に電子カルテ市場での導入率トップを誇ります。

3. 新たな医療サービスの実現へ



「medicalforce」の特許技術は、医療従事者と患者様のコミュニケーションを効率化し、より高いサービスを提供するための基盤を築いています。これにより、医療機関の運営が円滑になり、医療サービスの質が向上すると期待されています。今後もメディカルフォースは、現場の声を取り入れながら、さらなる革新を追求していくことでしょう。医療現場のデジタル化が進むなか、これらの新技術がどう活用されていくのか、目が離せません。


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