エンジニア採用を変革するハイヤールーの取り組み
日本のモノづくりを再び世界の中心にすることを目指している株式会社ハイヤールーは、最近「スキル保証型採用」プラットフォームをβ版としてリリースしました。東京都渋谷区に本社を置く同社は、エンジニアリングに特化した採用プラットフォームを展開し、質の高いエンジニアを効率的に採用するための革新を進めています。
資金調達の背景
同社はシリーズAラウンドのセカンドクローズとして、プライマルキャピタル、株式会社クレストスキルパートナーズをはじめとする個人投資家から約2.2億円を調達し、累計の調達額は約5.3億円となりました。この資金は、エンジニアリング組織プラットフォームのさらなる成長を支えるために投入されます。
ハイヤールーの事業内容
エンジニアリング組織向けプラットフォーム「HireRoo」は、特にAIを活用したスキル面接サービス「HireRoo Skill Interview」を中心に提供されています。これにより、企業が求めるエンジニアを公平かつ効率的に選べる仕組みが整えられています。
これまでに200社以上がこのプラットフォームを利用し、約5万件の採用選考に貢献してきました。2022年に行ったプレシリーズAの資金調達時と比較しても、四半期ごとの売上はなんと10倍に達しています。
事業の未来
ハイヤールーはこの調達を機に、ただのコーディング試験を超えて新たなプラットフォームとしての姿を強化しようとしています。2025年には、コーディング試験事業のシェア拡大と、新事業の正式リリースを予定しています。この方向性には既存のバリューを超えた進化が求められます。
また、2026年には社内人材評価ソリューションを新たにリリースし、採用から評価、育成までをトータルで支援するプロダクト群を整える計画です。これにより、エンジニア一人ひとりが真に力を発揮できる土台を築き、組織の成長を後押しします。
投資家からの期待
プライマルキャピタルの佐々木浩史氏は、エンジニアリングが根底から変わっていく中で、ハイヤールーに対する期待を寄せています。特に、コーディング試験だけでなく、広範囲なエンジニアリングの機会と新たな潮流に敏感に対応していくことが重要です。
また、クレストスキルパートナーズの南章行氏は、プロダクトの成長だけでなく、経営陣自体も非連続的な成長を遂げることが求められると述べています。ハイヤールーの代表取締役である葛岡宏祐氏も、この資金を使って事業を加速させるとともに、日本のモノづくりを再び盛んにするためのビジョンを掲げています。
ハイヤールーの今後施策
ミッション「Japan as No.1, Again 日本をもう一度、『モノづくり』で一番へ。」の実現に向けて、積極的な採用活動も行っています。興味がある方はカジュアル面談に参加することができます。
さらに、同社の最近の受賞歴には「HONGO AI 2023」の最優秀賞や「ICCサミット FUKUOKA 2023」での優勝など、多くの名誉ある賞が含まれています。これらの実績は、同社が信頼されるプラットフォームであることを証明しています。
まとめ
今後、ハイヤールーが採用市場においてどのようにシフトしていくのか大いに期待が寄せられます。エンジニア採用という分野での成長は、企業文化や日本全体の技術力に直接的な影響を及ぼすことでしょう。日本が再びモノづくりのリーダーシップを握るために、ハイヤールーの取り組みに注目していきたいと思います。