日本橋川沿いのアート展示が始まる!
日本橋エリアで進行中の大規模再開発プロジェクト「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」。この工事現場の仮囲いが、アート作品の展示スペースとして新たな魅力を持つことになります。一般社団法人日本橋リバーウォークエリアマネジメントと東京建物が連携して行うこのプロジェクトは、2025年までにさらに進化する日本橋リバーウォークの一環として注目を集めています。
アートの力でエリアを盛り上げる
「NIHONBASHI RIVER WALK MUSEUM」と名付けられたこの装飾プロジェクトは、アートを通じて訪れる人々にエリアの魅力を再発見してもらう狙いがあります。第二弾となる本展示は、2023年10月28日からスタート。東京オペラシティアートギャラリーのシニアキュレーター、能勢陽子氏のキュレーションによるもので、若手現代アート作家の東山詩織氏が「記録の残像」をテーマにした作品を発表します。
東山詩織氏のアート作品
東山氏は、多摩美術大学と東京藝術大学で学んだ実力派アーティストです。彼女の作品は、人と人との間の境界線をテーマに、自身の心身を守るための象徴的な物を描き出すことから始まります。今回は「4つの風景」という作品が展示され、色鉛筆や水彩を用いた柔らかな色合いで描かれた風景は、観る者に安らぎを与えます。
作品には、街を区分けする様々な形やテント、フェンスが描かれ、都市の中にある公共と私的空間の境界が表現されています。また、画面全体が幾何学パターンは、陣形図やスポーツのフォーメーションに触発されており、身体や心の守りの要素を意味するとされています。
日本橋リバーウォークの発展
このアート展示は、八重洲一丁目北地区の建設が進む中でエリアの賑わいを創出するための重要な取り組みです。エリアマネジメントのメンバーは、様々な再開発プロジェクトと連携して地域価値を高めることを目指しています。
2025年からは新しい施設が相次いで開業し、日本橋川を中心としたエリア全体がますます発展する予定です。また、日本橋リバーウォークは、官民協力で進められている複数の再開発事業の中核を成しており、新たな文化的な場としての役割も期待されています。
まとめ
八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の仮囲い装飾プロジェクトは、アートを通じた新しいまちづくりの一端を担っています。この機会に、日本橋の新しい魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。おしゃれな街並みと共に、アートの力で色づいた日本橋川沿いの風景をお楽しみください。