生成AIを搭載したPhoxterのAMRシステム
2025年9月10日から12日、東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2025」に、株式会社Phoxterが国内初となる生成AI機能を搭載した自動搬送ロボット(AMR)を初めて公開します。この新しいAMRシステムは、製造業や物流業界向けに搬送・保管の効率化を図る画期的なソリューションとして注目を集めています。
開発背景と課題解決
従来のAMRは、トラブルが発生した際には外部のサポートに依存する必要があり、復旧までに多くの時間を要することが一つの課題でした。Phoxterは、2,000台以上のAMRを導入してきた実績と250社以上の製造業におけるAI技術の蓄積を活かし、生成AI技術の導入を決定しました。これによって、運用現場で直面する課題に即応できるAMRシステムを開発しました。自ら問題を検知し、迅速に対処が可能になれば、稼働停止時間を最小限に抑え、生産性の大幅な向上が見込まれます。
製品の特長
このPhoxter製AMRは、ハードウェアとソフトウェアの両面において革新を実現しています。最初に注目されるのは、搭載された生成AIデータベースです。このデータベースは、FAQや設備マニュアルを自動で更新し、企業独自の知識を育成します。加えて、経験豊富な従業員の知見を取り入れ、属人化のリスクを低減させています。万が一のトラブル時には、ログの収集や必要手順の提示、保全通知を自動的に支援し、現場の迅速な対応を可能にします。
また、導入形態にはオンプレミスとクラウドの2種類があり、オンプレミスを選択すれば機密性の高いデータを外部に出さず、安全な運用が可能です。一方、クラウド型であれば、複数の拠点での情報共有も容易になります。
AMRのハードウェア
ハードウェア面では、フレキシブルな設計が特徴です。標準で付帯電源を搭載しているため、追加機器との接続にも柔軟に対応可能です。また、AMRの高さを統一した設計により、可搬重量の変更にも最小限の改修で対応できます。
Phoxterの強み
なぜPhoxterのAMRが注目されるのか。ここには同社のこれまでの実績が大きく影響しています。2,000台以上のAMR導入と、250社以上のAI外観検査システムを通じて得られた豊富なデータをもとに、現場での真のニーズに応えるAI技術とAMRを融合させたシステムを提供しています。
展示会出展情報
展示会では、「搬送ロボットを活用した自動化ソリューションを成功に導く鍵は?」というテーマのセミナーも行われます。具体的には、3Dパレットシャトルを利用した業務の効率化や、Phoxter製AMRに搭載された生成AIによるChatbot機能の優位性が紹介されます。さらに、参加者には実践的な知識が得られる貴重な機会になるでしょう。
日時:2025年9月11日(木)13:00~13:30
会場:A会場 東6ホールA-7
会社概要
Phoxterは、2017年に設立された企業で、大阪府豊中市を本社とし、AMRやAI技術を駆使した先端的なソリューションを提供しています。高い技術力と実績を誇るPhoxterの取り組みは、製造・物流業界に革新をもたらすものとして大きな期待が寄せられています。
詳しい情報や展示会への参加申込は、公式サイトをご覧ください。URL:
Phoxter公式サイト