理解を深めるプロジェクト
2025-07-24 12:22:54

難病・障がいへの理解を深める「オタガイゴト」プロジェクトが始動

難病・障がいへの理解を深める「オタガイゴト」プロジェクトが始動



一般社団法人エニワンプロジェクトは、「病気のある人も、ない人も当たり前に生きられる社会」をスローガンに掲げ、難病や障がいのある方々が体験できるボードゲーム『オタガイゴト』を使った共感啓発型プログラムの開発に乗り出しました。プロジェクトは、難病当事者である狐崎友希氏が代表理事を務め、活動を通じて生まれた「OTAGAISAMA(お互いさま)」の考え方に基づいています。

プロジェクトの背景と目的



このプロジェクトの立ち上げは、難病や障がいを抱える人々が直面する差別や偏見の解消を目指しています。多くの人が抱える「きれいごと」とされる理念が実現するためには、実際にできごとや体験を通じて理解を深める必要があります。そのため、エニワンプロジェクトでは、ボードゲームを活用した体験を通じて、難病や障がいについて知識を広める活動を行います。

ボードゲーム制作には250万円が必要で、スポンサーや個人のサポーターからの支援を募っています。プロジェクトの特設ページには、詳細な情報が掲載されており、協力を求める声が上がっています。

体験共感プログラムの内容



プログラムは、次の3つのステップから成り立っています。まず第一に、当事者が行う講演を通じて直接の経験談を共有します。次に、人生ゲーム型のボードゲームを使用して、参加者全員が擬似体験をし、最後にその経験をもとに意見交換を行います。このプロセスを踏むことで、参加者は「病気や障がいは特別なものではない」という理解を深め、自分自身の生活や社会の中でどのように病気や障がいを受け止めるべきかを考えを持つことが期待されています。

多様な声が反映されたボードゲーム



『オタガイゴトゲーム』は、当事者やその家族、支援者の実体験を基に制作されます。さまざまな疾患や障がいの声を集め、それらがどのように人生に影響を与えるのかを体験によって啓蒙することを目的としています。これにより、プレイヤーは難病や障がいを抱える人々の視点を理解することができ、より共感的な社会を築く第一歩となるでしょう。

経験から得た気づき



エニワンプロジェクトが活動を通じて得た最も重要な気づきは、病を抱える当事者だけでなく、その周囲にいる人々もさまざまな苦労を抱えていることです。例えば、サポートが必要な人々がそのサポートを受け入れること、また周囲が支え合う中で「お互いさま」の精神が育まれることが重要です。共感を持って接することで、社会全体が病や障がいへの理解を深め、暮らしやすくなることを目指しています。

未来に向けての展望



今後、エニワンプロジェクトは全国展開を視野に、ボードゲームやプログラムを小中学校や企業での教育、研修に役立てる計画を進めています。教育の場だけでなく、地域のイベントにも参加し、より多くの人々に「病気や障がいは特別なことではない」という意識を広めていくことで、より居心地の良い社会の実現を目指します。

今回のプロジェクトは、当事者の声が直接社会に届く貴重な機会として、どんな人でも当たり前に生きられる社会を作るための重要な一歩です。参加することで、自らの体験を振り返り、他者とのつながりを深めることができるこのプロジェクトに、多くの方々が参加し、支援してくれることを期待しています。


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