大阪医科薬科大学、AI英語論文支援ツールを導入
大阪医科薬科大学が、研究者や大学院生を対象にAI英語論文執筆支援ツール「Paperpal」を導入することを発表しました。これは、日本国内の大学での国際的な研究発表力を向上させることを目的としています。
導入の概要
この取り組みでは、約200名の研究者と大学院生が「Paperpal」を利用する予定です。サービス提供は、カクタス・コミュニケーションズ株式会社が行い、初回の導入期間は2026年8月1日から2027年7月31日までと定められています。導入の背景には、英語論文の質向上と制作効率の向上があり、研究者の負担軽減が期待されています。
研究成果の国際発信に向けて
近年、研究成果を世界に発信することが重要性を増す中、良質な英語論文を執筆することは、研究者にとって必要不可欠なプロセスとなっています。しかし、英語による論文執筆は、多くの時間と労力を要することが多く、研究者たちにとって大きな負担です。そんな中、大阪医科薬科大学は、研究支援の一環として「Paperpal」の導入を決定しました。
「Paperpal」は、文脈に応じた英語表現を提案したり、文章をリライトし、単語数の調整を行ったり、引用文献の検索をリアルタイムで支援するAIツールです。これにより、研究者は効率的に英語論文を執筆できるようになります。エディテージが20年以上蓄積してきた知見と、出版された論文データをもとに開発されたこのツールは、研究者たちの新たな強力なサポーターとなることが期待されています。
期待される効果
「Paperpal」を導入するメリットは多岐にわたります。主な効果として、以下の点が挙げられます。
- - 研究者の英語論文執筆にかかる負担が軽減される
- - 論文作成の効率が向上する
- - 英語論文の質が向上する
- - 研究成果の国際発信が促進される
- - 英語論文の投稿がスムーズになる
今年度は200名の利用を想定しており、利用状況を踏まえながら今後の運用を進めていく方針です。引き続き、利用実績やニーズに基づいた運用体制の構築を目指し、研究支援基盤の一環として「Paperpal」を位置づける予定です。
Paperpalとは
「Paperpal」は、カクタス・コミュニケーションズが提供するAI英語論文執筆支援ツールで、専門的な知識に基づいたサポートが特徴です。エディテージの豊富な校正実績を活かし、学術的な文脈に適した英語表現の提案や、単語削減、書き換え支援などをリアルタイムで行っています。これにより、研究者はプロの校正者に近い品質のサポートを受けることが可能です。
企業情報
カクタス・コミュニケーションズは、2002年に設立され、科学コミュニケーションやテクノロジー分野でのサービスを提供しています。大学や研究機関向けに、論文出版や科学関連の支援を専門に行い、国際的なネットワークを築いています。現在、東京やロンドン、シンガポールなどにオフィスを展開し、3,000人以上の専門家を抱えるグローバル企業です。
このような取り組みを通じて、国際的な研究活動の一助となることを目指す大阪医科薬科大学と「Paperpal」の連携が、今後どのような成果を生むのか、大いに期待が高まります。