榛原220周年展
2026-03-17 10:06:12

東京日本橋の老舗和紙舗「榛原」が220周年記念美術展を開催

日本橋に息づく和紙の伝統:榛原の220年展



東京・日本橋に店舗を構える和紙舗「榛原」。創業から220年が経つこの老舗店は、江戸時代から続く日本の和紙文化を象徴する存在です。榛原は、1806年(文化3年)に設立され、以来日本の美術と深い関わりを持ってきました。このたび、220周年を祝い、全国の美術館で巡回展を開催することが決定しました。

榛原の歴史と美術への貢献



榛原は、特に高品質な「雁皮紙」を主力商品とする和紙舗として知られており、幕末から明治期にかけては、木版刷りを施した美しい和紙製品を展開し、多くの人々に愛されてきました。代々の当主たちは、同時代の画家たちとの交流を深め、意匠の発展にも寄与してきました。特に三代目の榛原直次郎は、日本の美術を支える活動を数多く行い、著名な画家たちと協力して豊かなデザインを生み出しました。

四代目の直次郎も、川瀬巴水や竹久夢二などと親しく交流し、現代に通じる榛原の洗練されたデザインの礎を築きました。彼らが生み出した作品は、榛原の美意識を反映するものであり、今もなお多くの人々に影響を与えています。

220周年記念美術展の概要



本展では、榛原と画家たちとの関わりに注目し、主に明治から昭和初期にかけて製作された和紙小物を紹介します。展示される作品には、千代紙や団扇絵、絵短冊、ぽち袋、熨斗などが含まれます。また、画家たちによる未公開の肉筆画や資料も展示予定で、特に川瀬巴水が榛原のために描いた肉筆画は史上初公開となります。これにより、観客は巴水の美しい作品を直接鑑賞する貴重な機会が得られます。

年間スケジュール


展は2026年に始まり、以下のスケジュールで全国巡回します:
  • - パラミタミュージアム(三重県):4月4日〜5月31日
  • - 石川県立美術館(金沢市):8月8日〜9月13日
  • - 上田市立美術館サントミューゼ(長野県):9月19日〜12月6日

2027年以降もさらに多くの会場で展示は続く予定です。

榛原の未来と文化的意義


榛原は、豊かな和紙文化を後世に残すために、ただ美しい製品を作るだけではなく、生活と芸術を結ぶことに力を入れています。その思いは、歴史的な製品のデザインから、近年のテクノロジーを用いた計測記録用紙の製造にまで広がります。榛原の製品は、歴代の文化人にも愛され、皇居の内装を手掛けた実績もあり、ウィーンやパリの万国博覧会でも高く評価されてきました。

今回の巡回展を通じて、榛原の歴史的な足跡と、彼らの製品が持つ深い文化的意義を再確認し、さらに多くの人々が和紙と日本の美術に触れ、その魅力を感じ取る機会を提供することができるでしょう。

美術展では、各館のミュージアムショップでも厳選された榛原デザインの商品が販売される予定です。この機会に、江戸期から続く伝統的な和紙の魅力を体験し、榛原の美しい世界に浸ってみませんか。


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