退職代行に潜むハラスメント問題を考える特別セミナーのご案内

退職代行に潜むハラスメントの真実

労働環境が厳しい中、退職代行サービスを利用する人が増加しています。この背景には、上司からのハラスメントや、相談しにくい雰囲気があることが指摘されています。企業や教育機関におけるハラスメント問題は、未相談のまま退職を余儀なくされる人々にとって、大きな壁となっています。これを受けて、一般社団法人クレア人財育英協会は、退職代行とハラスメントの関係に特化したセミナーを2025年6月17日に開催します。

セミナーの目的

講師には、特定社会保険労務士であり、400回以上のハラスメント研修実績を持つ小野純氏が迎えられます。本セミナーでは、退職代行を選ぶことになった背景を探り、どのようなハラスメントが影響しているのかを考えます。また、参加者には、具体的な防止策や相談へのアプローチを学び、実践的な知識を得る機会になります。

退職代行の背景にあるハラスメント

退職の理由として「上司の一言」が挙げられることが多く、その根底には「相談できる環境」が欠如していることがあるといいます。「このくらい普通だろ」「何度も言わせるな」という言葉の数々が知らず知らずのうちに、従業員を追い詰め、結果的に退職代行を利用することに至ってしまいます。この現象は2020年のパワハラ防止法が施行された後も続いており、厚生労働省には年に120万件以上の労働相談が寄せられていますが、相談しにくい環境は依然として問題となっています。

なぜ相談できないのか

多くの人が退職を考える際、上司や同僚に相談することをためらう理由はさまざまです。「相談したら周囲に知られるのではないか」という不安や、逆に「ただの甘えだと思われたくない」といった思いがあり、結果的に何も言えずに辞める選択をすることになってしまいます。本セミナーでは、参加者が抱える「相談できない理由」を共有し、解決策を見出す場となることでしょう。