大学指導補助者教育研修プログラムの概要
全国大学実務教育協会が発表した「大学指導補助者教育研修プログラム」が、2026年度に向けて受講者の募集を開始します。このプログラムは、令和4年に改正された大学設置基準に基づき、全国共通の教育研修モデルを提供することを目的としています。教員の質保証や教育の質向上が求められる中、大学が求める指導補助者に必要な教育と技術を体系的に修得できるプログラムとなっています。
プログラムの背景
近年、高等教育機関においては、教育の質保証や教学マネジメントを充実させることが大切な課題です。令和4年の大学設置基準改正によって、「指導補助者」という新たな制度が導入され、大学はこの制度の枠組みの中で役割分担や責任体制を明確にし、適切な教育研修を実施する必要があります。しかしながら、各大学での研修内容や教育の水準はばらつきがあり、共通のモデルが不十分な状況です。これを解決するために、全国大学実務教育協会はこの研修プログラムを企画しました。
プログラムの特徴
この教育研修プログラムでは、指導補助者として必要な知識や技術を身につけることができます。全8講座が用意されており、オンデマンド形式で展開されます。具体的には、「大学とは何か」「高等教育政策」「大学教員の役割」「次世代教員力」「大学授業の基礎知識」「授業評価」「授業デザイン」「授業運営」の内容をカバーし、受講生は段階的に必要な能力を身につけることができます。プログラムを修了すると、一般財団法人全国大学実務教育協会から修了認定証やオープンバッジが授与されます。
全国標準モデルの構築
国家の教育政策に則り、全国大学実務教育協会は、この研修プログラムを単純な講習事業として位置づけず、大学教育を支える人材育成の基盤として発展させています。各大学が行う研修が共通のカリキュラムに基づくことで、修了者の成果が見える化され、大学教育の質保証と教育支援の強化を実現します。今後、全国の大学や短期大学で広く利用されることを目指し、高等教育全体の教育力向上に寄与することを計画しています。
プログラムの詳細
- - 名称: 大学指導補助者教育研修プログラム(オンデマンド講座)
- - 主催: 一般財団法人全国大学実務教育協会
- - 受講対象: 大学・短期大学に勤務する助手、研究員、職員、並びに在学する大学院生や学部学生(TA・SA経験者も含む)
- - 研修内容: 全8講座(オンデマンド配信で視聴可能)
- 大学とは何か
- 高等教育政策と各大学の課題
- 大学教員の基本的な役割
- 次世代を担う教員力
- 大学授業の基礎知識
- 教員の授業力と授業評価
- 授業デザインとシラバス作成
- 授業運営の基礎
- - 修了認定: 修了認定証およびオープンバッジを授与
会長からのメッセージ
一般財団法人全国大学実務教育協会会長の清水一彦氏は、「大学教育は質保証と学修成果の可視化が求められる時代に突入しています。このプログラムを通じて、大学教育を支える人材の育成と高等教育全体の質向上に寄与していきます」と語っています。
詳しくは
こちらのYouTubeをご覧ください。