ジオクリエイツが「SusHi Tech Tokyo 2025」で新たな防災技術を発表
2025年5月8日から10日の間、東京ビッグサイトで開催される「SusHi Tech Tokyo 2025」で、株式会社ジオクリエイツが東京消防庁と共に開発した「住まいの防火防災診断AIスマホアプリ」を出展します。これは災害への備えを強化しようとする試みの一環です。
“SusHi Tech Tokyo 2025”とは?
「SusHi Tech Tokyo 2025」は、東京都が主催するアジア最大のスタートアップカンファレンスで、サステナブルな都市の未来をテーマにしています。ここでは、スタートアップ企業から事業会社、投資家、行政関係者までが集い、新しい技術やビジネスモデルについて議論します。会期中には、「SMART CITY TOKYO Global Networking Night 2025」などの関連イベントも開催され、様々な取り組みが展示される予定です。
AIアプリの革新性
ジオクリエイツが東京消防庁と共同で開発している「住まいの防火防災診断AIスマホアプリ」は、2023年の公募を経て正式に採択されたプロジェクトです。このアプリでは、スマートフォンで住宅の風景を撮影するだけで、AIが危険箇所を特定します。
これにより、高齢者や障害者を含む要配慮者の方々が、自分の住まいの防火・防災状況を簡単にチェックできるようになります。これまで消防職員による戸別訪問が主流でしたが、対象者の増加などにより、より効率的な方法が求められていました。このアプリによって、家族や福祉関係者も、一緒に防災を考える手助けができます。
バーチャル避難訓練
さらに、5月8日には「SMART CITY TOKYO Global Networking Night 2025」において、ジオクリエイツと日建設計が共同開発した「バーチャル避難訓練」も展示されます。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及し、避難訓練の重要性も増しています。このVR技術を利用した避難訓練は、リモートで参加でき、多人数での実施が可能です。利用者の動線や視線データを蓄積することもでき、今後の施設設計において重要な役割を果たすでしょう。
社会との連携
ジオクリエイツは、「住まいの防火防災診断AIスマホアプリ」と「バーチャル避難訓練」を通じて、官民の連携が重要であることを訴えています。最近の防災意識の高まりを背景に、さまざまな自治体との協力も進められており、より多くの人々がこれらの技術を活用できる日も近いでしょう。
まとめ
「SusHi Tech Tokyo 2025」でのジオクリエイツの新しい取り組みは、東京都民の防災意識を高め、より安全な社会を創出するための重要なステップです。特に「住まいの防火防災診断AIスマホアプリ」は、災害に対する備えをより手軽にできるようにするための革新として期待されます。今後もジオクリエイツの活動に注目が集まります。
詳細情報や展示内容は、公式サイト【https://sushitech-startup.metro.tokyo.lg.jp】で確認できます。興味のある方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。