オイシーズグループ、特定技能2号合格者数が過去最多に
人気飲食店、「つけ麺つじ田」や「日本橋 天丼 金子半之助」、さらには「中華そば専門 田中そば店」を運営するオイシーズ株式会社(本社:東京都千代田区)の取り組みが注目されています。最近、同グループに所属する外国籍従業員の4名が、2025年10月に実施された特定技能2号測定試験に見事合格しました。これは、オイシーズグループにとって新たな記録となり、昨年の合格者2名を上回る結果となりました。
資格取得に向けたサポート体制
オイシーズは、外国籍従業員が特定技能2号の資格を取得できるよう、さまざまな支援を行っています。具体的には、資格取得に向けた補助金の提供や、合格時の祝い金の支給、また社内でのコミュニケーションを活性化させるためのチャットグループの設置などです。
さらに、2023年12月からは特定技能2号試験対策研修が新たにスタート。オンラインとオフライン両方で受講可能で、接客や飲食物調理、店舗運営といった主要な4科目を対象に、毎月1科目ずつを4ヶ月にわたって行う計画です。
合格者の声
合格者たちは、日本での長期的なキャリアを目指し、試験に取り組んだ感想を共有しています。MUHAMMAD ADITYA ISMAILさんは、「合格できて本当に嬉しく、感謝しています。今後、日本で様々な経験を積むのが楽しみです」と語りました。他の合格者たちも、試験勉強の中で特に大変だった点や、日々の仕事がどのように役立ったかを語り、それぞれの成長への意欲を示しました。
特定技能2号とは
特定技能2号は、実務経験が豊富でリーダーシップを求められる人材に与えられる在留資格です。取得することで、在留期限の更新上限がなくなるほか、家族を日本に呼べるようになるなど多くの権利が与えられます。2023年からは対象業種も拡大され、外食業の従事者も受験可能となりました。
外国籍従業員を支える職場環境
オイシーズでは、外国籍社員の彼らに向けたキャリアアップのための職場環境の整備や、外国籍従業員を積極的に採用しています。特に、店舗内で活躍する外国籍社員がロールモデルとなり、他の社員にも良い影響を与えています。さらに、研修動画の導入など、視覚的な学習を助ける取り組みも行われています。
D&Iの推進
オイシーズは、「Diversity & Inclusion」の重要性を認識し、様々なバックグラウンドを持つ従業員が活躍できる環境づくりに努めています。2024年には、「D&I AWARD」で最高位の評価を受けており、従業員一人ひとりが多様性を尊重され、帰属意識を高く持てるような施策を進めています。
まとめ
オイシーズグループの外国籍従業員が特定技能2号試験において過去最多の合格者を輩出したことは、彼らの努力の賜物であると共に、企業全体の成長ともいえるでしょう。今後もオイシーズがどのように外国籍社員の支援を進め、地域や社会に貢献していくのかが楽しみです。